【医師の視点】ANAのSFC、JALのJGC。両方のステータスを所有するメリット・デメリット

みなさんこんにちは。

実は私は、ANAのスーパーフライヤーズカード(以下SFC)と、JALグローバルクラブ(以下JGC)の両方のステータスを所持しています。

これらのステータスを両方所有してみて感じたメリット・デメリットを書いてみたいと思います。

SFCとJGCをどちらも所有するようになった経緯

この二つのステータスはいずれも完全に修行したわけではありません。

医師になって数年めの頃に国際学会や海外旅行に行っているうちに「あれこれはステータス獲得できるんじゃね」と思い始めたのがきっかけです。

したがって正確にはちょっとだけ修行しました。

両方のステータスを取得するにあたって、費やした金額はおおよそ50万円に届かない位だと思います。

この50万円が十分と上級会員のステータスを天秤にかけたとき、釣り合うものかどうかなかなか難しいところですが、取得しまったものは十分に活用するしかありません。

SFCとJGCを両方持つことのメリット

両方のステータスを持つことのメリットについてご紹介します。

どこに行くにしても上級会員のステータスを発揮できる・フライトの選択肢が広がる

両方のステータスを持つことのメリットの1つは、日本全国_世界各国どこに行くにしても、上級会員のステータスを享受できることでしょうか。

私も両方のステータスを取る前は、ANAもJALも同じだろうと思っていたのですが、実は両方持つことにもメリットがありました。

国内線の場合

例えば国内線の地方路線の場合は、ANAまたJALのどちらか一方しか運行していない路線がよくあります。

例えは2019.2月現在のWikipedia:東京国際空港の項目を参考に、ANAとJALの就航路線を考察します。

ANA

JAL


ANAもJALも利用者の多い路線にはちゃんと運行していますから、実際問題はどちらを選んでも問題ないかと思います。

ただし細かくみてみると、稚内空港や沖縄の離島などはANAしか運行していなかったりします。

またANA・JALの両方が運行している路線であっても、便数が少ない場合には現実的にはどちらか一方の航空会社の便しか選択肢がない場合もあります。

例えば昼にJAL便が運行されていて夜にANAの便が運行されている場合、昼便に搭乗できるにも関わらず、ANAユーザーだからといって昼から夜まで何時間も待つ人はいないでしょう。

ゆえに両方のステータスを所有すると、航空会社を気にすることなくフライトの選択肢が広がるのです。

国際線の場合

国際線の場合も同様です。

例えば羽田からロンドンに向かう場合、同じワンワールドアライアンスメンバーであるイギリス:British Airwaysとコードシェア行っているJALの方が格段に利便性があります。

同様にドイツ・ルフトハンザ航空と同じスターアライアンスメンバーであるANAの方が、フランクフルトへの便は優位です。

またアメリカの都市を考えた場合、JALだけしか運行していない路線や、ANAのみ運行の路線もありますので、行き先によってはどちらかが便利ということもあります。

したがってJALかANA一方だけを考えて旅程を組んでも良いのは、せいぜい羽田 – 千歳、福岡などをはじめとした幹線のみでしょうか。

地方路線や国際線の場合は、ANAだけ、JALだけといった前提条件をつけると、あまりフレキシブルな旅程が組みづらいことがあるのです。

私もJALでステータスを獲得しようとする年度に、ヨーロッパ旅行を計画しましたが、ワンワールド系の航空会社が少なく、随分苦労しました。

ヨーロッパの航空会社はかなりスターアライアンスメンバーであることが多いですから、JALだとそこそこ制約を受けてしまうのです。

自慢できる

そもそもステータス取得の原動力は優越感とか自慢とかそんなものですから、これはSFCとJGCどちらを所有しても同じです。

片方のステータスを所有することはあまりハードルがありませんが、両方となると一気にハードルは上がります。

誰に自慢できるわけでもないのですが、自分の中では満足できます。

SFCとJGCの両方を持つことのデメリット

一方で両方のステータスを持つことのデメリットもあります。

カードの年会費がかかる

JALにしろANAにしろ、クレジットカードの上級会員であるJGCやSFCを取得する際には、年会費のそこそこかかるクレジットカードに加入する場合があり必要です。

最低限のクレジットカードの年会費は、おおよそ1万円くらいしますから、飛行機をほとんど利用しないのであれば、全くもって無駄な経費になってしまう可能性があります。

そもそもクレジットカードを2枚所有して使い分ける意義はあまりないでしょう。

マイルの蓄積・使用の効率が悪くなる

またマイルを貯めるにあたっては効率が悪くなる可能性があります。

マイルを貯めて効率よく利用としようとするならば、当然のことながらANAもしくはJALのどちらか一方にマイルを固めたほうがお得です。

ANAもJAL便も頻繁に利用するようならば、エアライン関係なくSFC、JGCの特典として効率良いマイルの蓄積が可能になりますが、そうでなければ中途半端にマイルが貯まってしまう危険性があります。

マイルは有効期限がありますから、一方のエアラインにまとめてマイルを蓄積していった方がお得なのです。

ステータスを取得するのに経費がかかる

何もしなくても仕事や旅行などでSFC、JGCのステータスが取得してしまえるのなら問題ありませんが、修行して取得しなければならないとなるとお金がかかります。

私の場合はだいたい50万円くらいはステータスのために出費しました。

1からステータスを取得するとなると、たぶんANAとJALを合わせて100万円以上必要になるかもしれません。

これじゃあちょっと割に合わないかもしれません。

加えて上述したように両方のステータスを維持するにはクレジットカードの年会費が必要ですから、ステータス取得後も無駄な出費を覚悟しなければなりません。

金持ちの道楽です。

結局のところどちらのステータスも所有すべきか?

難しいところです。頻繁に飛行機を利用するのであれば、ぜひどちらのステータスもゲットしてほしいものです。

フライトの選択肢は一気に広がります。

またクレジットカードで家族会員となると家族全員が上級会員になりますから、両親など含め家族が多くいる場合には、両方のステータスは重宝するでしょうか。

Source: 医者夫婦が語る日々のこと、医療のこと

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