『ジェイソン流お金の増やし方』は資産形成の王道をいく良書

内科医

おはようございます。

本日は厚切りジェイソン氏の『ジェイソン流お金の増やし方』という書籍の紹介です。

正直大きな期待をせずに読み始めたのですが、その内容は資産形成の王道をいくものであり、当ブログの読者にも自信をもってオススメできるものでした。

ジェイソン氏はIT企業や芸人として働くかたわら、S&P500やVTIといった米国株インデックスファンドへの投資をコツコツ継続してきて、35歳という年齢で家族を一生養っていくだけの資産を築き上げることに成功しています。

というか厚切りジェイソンさんってまだ35歳だったんですね、知りませんでした。

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『ジェイソン流お金の増やし方』は資産形成の王道をいく良書

本書の中で私が重要と感じたポイントを3つ紹介します。

1. 日々の相場の変動ではなく「収入ー支出」の最大化に全力を注ぐ

2. 生活費3ヶ月分を除いたお金全てをインデックスファンドへ投資する

3. 投資対象はVTIまたは楽天VTIを推奨

以下1つ1つ掘り下げてみていきます。

1. 日々の相場の変動ではなく「収入ー支出」の最大化に全力を注ぐ

本書は基本的にインデックスファンドへの長期投資を推奨しており、日々の相場の変動にとらわれる必要はないと主張しています。

短期的な株価の値動きを正確に読むことは株式投資の経験を長年積んだベテランであっても難しく、ましてや金融の専門家でない我々素人には不可能です。

それと比較しますと、10年〜20年単位の長期的な株価の動き、特にS&P500などの指数の動きというのは比較的読みやすく再現性も高い投資法と言えます。

よって、我々個人投資家が実践すべきことは、「世の中に無数にある株のうちにどれに投資すべきか?」を必死に考えることではなく、

「収入ー支出」を最大化して投資に回せるお金を増やす方法を考えぬくことになります。

 

2. 生活費3ヶ月分を除いたお金全てをインデックスファンドへ投資する

本書で推奨している投資法はものすごくシンプルで、

「生活費3ヶ月分をとっておき、残りのお金は全て米国株インデックスファンドへ投資」

というものです。

生活防衛資金が3ヶ月分で十分かは各個人の生活状況によるかと思いますが、毎月の支出が少なければ生活防衛資金の金額は少なくて済むのは事実です。

厚切りジェイソン氏も昔は個別株投資をしていたそうですが、今は「インデックスファンドに一本化」しているとのことです。

その理由として、移り変わりの非常に速い現代社会においては企業の寿命が短くなっており、今絶好調を極めている株であっても20年後、30年後にどうなっているか読めないからだと指摘しています。

 

3. 投資対象はVTIまたは楽天VTIを推奨

厚切りジェイソン氏が本書で推奨している投資対象は、

「VTIもしくは楽天VTI」

のみです。

要するに、米国全体の経済成長を信じて、米国市場を丸ごと購入できる金融商品を選択するというシンプルな考え方ですね。

以前はS&P500に投資をしていたようですが、中小型株も含むVTIに切り替えたようです。

これは、VTIの方が米国市場全体により広範囲に分散投資しており、その中にNext GAFAMになりうる超成長株が隠れている可能性があるからだそうです。

実際には両者のリターンはほぼ変わりませんので好みの問題に近いですが、非常に堅実な投資法を実践されていることが分かります。

投資信託では楽天VTIが推奨されていますが、今現在であればSBI・V・全米株式インデックス・ファンドもよい選択肢になると思います。

 

まとめ

厚切りジェイソン氏の資産形成法は王道中の王道をいくものでした。

生活費3ヶ月分の現金を確保したうえで、残りのお金を米国株インデックスファンドへ投入するというシンプルな方法ですね。

 

【インデックス投資に関するおすすめ本2選】

インデックス投資家として以下の2冊も絶対に押さえておきたい書籍です。

1. 父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え

厚切りジェイソンさんの投資手法とよく似た一冊です。

若い方であればポートフォリオの100%がVTSAX(VTI)でよいと主張しています。

 

2. 敗者のゲーム

チャールズ・エリスの『敗者のゲーム』です。

私も今までに何度読んだか分からない名著だと思います。

こんな記事も書いています。

超少子高齢化社会を生きる我々日本人は、ホームカントリーバイアスにとらわれない柔軟な投資を実践する必要があります。

www.churio807.com

 

VTIとVOOの人気投票の結果です。僅差でVTIの勝利でした。

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日本の住宅ローンは超低金利であり、うまく活用すれば資産形成の武器になります。

www.churio807.com

Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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