家計はこまめに、資産はずぼらに管理するのが成功の近道

内科医

 

おはようございます。

資産形成を成功させるための鉄則の1つが、「家計はこまめに、資産はずぼらに」管理することです。

「えっ、資産形成なのに株などの資産管理がずぼらでよいの!?」と驚かれるかもしれません。

個別株ならばこまめなメンテナンスが必要ですが、投資信託やETFを用いたインデックス投資の場合、過度な介入はかえってリターンに低下につながる可能性があります。

本日は、「家計管理はこまめに、資産管理はずぼらに」が良い理由を検討します。

 

家計はこまめに、資産はずぼらに管理するのが成功の近道

 

1. 家計管理はこまめに、資産管理はずぼらに

私が資産形成で一定の成果をあげられた理由の1つは、

・家計管理はこまめに

・資産管理はずぼらに

という原則をずっと守ってきたからだと思います。

 

ところが、実際には多くの方が逆のことをやってしまいます。

つまり、家計管理がずぼらなのに資産管理だけはこまめにやろうとするのです。

毎日自分の資産がいくら増えたかいくら減ったかはこまめにチェックするのに、毎月自分の財布からいくら出ていっているかは全く把握できていません。

これでは、はじめからやるべきことが180度間違っており、何年続けてもいっこうに成果があがらない事態となります。

 

2. 資産管理はずぼらに

実際にやるべきことは逆で、家計管理こそこまめに、資産管理こそずぼらにやらなければなりません。

株式などのリスク資産は、自分でコントロールしようと思ってもコントロールできない不確定な要素が大きいからです。

不確定要素が大きいものに対して自分の時間や労力を割いても、自分の期待した結果が得られるかは分かりません。

 

逆に、毎月の収入や支出などは自分の力でかなりの部分がコントロール可能です。

不確定要素が少ないため、手間暇をかけてこまめに管理してあげれば、結果も目に見えて改善していく可能性が高いのです。

自分の力でコントロールできることから手をつけるのは日常生活だけでなく、資産形成においても重要ですね。

 

3. マネーフォワードなど便利なアプリの良い点と悪い点

日々の家計管理にマネーフォワードなどのアプリを使っている方は年々増えています。

クレジットカードをアプリと連携させることで、これまで手作業で紙やExcelに打ち込んでいた家計簿が一瞬で完成するわけなので、私みたいなずぼらな人は使わない理由はありません。

あまりに便利なので、昔のアナログな資産管理法には絶対に戻りたくないと思っています。

 

しかし、逆に便利すぎて資産形成を難しくしている一面も感じます。

銀行口座だけでなく証券口座も連携でき、ボタン1つ押すだけで最新の資産状況がすぐに表示されます。

もちろん便利なのですが、すぐ見れてしまうことで自分の資産の増減が気になってしまい、時に長期投資という視点を忘れやすいというデメリットはあまり指摘されません。

人間というのは生来目先の短期利益を求めるようにできています。

長期投資を成功させるためには、自分の資産状況というのは年1回くらいチェックすれば十分なのですが、アプリを見ると1日何回でも簡単にチェックできてしまう。

便利すぎるのも考えものという一例だと思います。

 

まとめ

資産形成を成功させるための鉄則は、「家計はこまめに、資産はずぼらに」管理することです。

ところが、実際には自分の資産ばかりこまめにチェックし、自分のお財布から毎月いくら出ていっているかすら把握できていない方は多いですね。

 

【Kindleセールで買える!お金に関するおすすめ本2冊をご紹介】

1. 誰も教えてくれないお金と経済のしくみ

これまでお金の勉強を全くしてこなかった初学者の方におすすめの一冊。

著者も森永康平さんですし、豊富かつ信頼できるデータに基づいて書かれているので安心できますね。

 

2. ウォーレン・バフェット 賢者の名言365

伝説の投資家ウォーレン・バフェットの投資格言をまとめた一冊。

「優れた企業の株をそこそこの価格で買う」

「本質的価値を見極め、適正価格よりも安く買う」

など、特にバリュー株投資家には欠かせない視点が盛りだくさんです。

 

【関連記事のご紹介】

「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」が新発売です。

信託報酬0.057%という超低コストが魅力ですね。

www.churio807.com

 

人間の人的資産は加齢とともに低下しますが、若い時からコツコツ資産形成を続けていると自分の金融資産が勝手に稼いでくれるようになります。

www.churio807.com

 

新NISAは投資対象はオルカン一択でよいので、いかに生涯投資枠を早く埋めるかに集中しましょう。

www.churio807.com

Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました