昔、在宅医療を始めた頃、
在宅医療の先輩がこんなことを教えてくれた。
俺らの仕事ってな、言葉に語弊があるかわからんけど、
究極の目的は、終末期リハで言う『綺麗なご遺体づくり』やねん。
せやからな、普通な、死後に四十九日法要するやろ。
その四十九日が似とってな、
だいたい生前、がんターミナル期なら、
在宅医療のお付き合いは一ヶ月半くらいやから、
生前四十九日なんやで。
『綺麗なご遺体づくり』この意味よお考えて、
心して取り組むんやで、わかったか?!
多くの方を在宅でおくってこられた大先輩が、
こんな話を教えてくれた。
生きるを支えたい。暮らしを支えたい。
そう思ってザイタクの医者をやっているが、
しっかりと送ることもまた、僕の大切な仕事だ。
四十九日法要が年末にある母の死の
生前四十九日を思い浮かべながら、
今日は、クリニックで『おくりびと』のDVDを観て、
涙を流しながら、ボーッとしていた。
人は誰でも、いつか
おくりびと、おくられびと。
映画のテロップを噛み締めた。
あ、そうだ!新しい事務所の院長室、
河豚の白子が食べられるようにしよっかな((笑))
今日は、このチェロとピアノが
僕を癒やしてくれた。良かったら聴いてください。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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