ゼロから始める資産形成の攻略法その2「運用期間を長く確保することの重要性を知る」

内科医

おはようございます。

さて、本日は資産形成の攻略法まとめ記事の第2回になります。

前回の記事では、

・「資産=(収入ー支出+運用益)x 期間」という式を頭に叩き込むこと

・この式を最大化するように意識しながら生活をすること

の重要性について検討しました。

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ゼロから始める資産形成攻略法その2「運用期間を長く確保することの重要性を知る」

前回ご紹介した数式から、資産を効果的に増やすには、

1. 収入を増やす

2. 支出を減らす

3. 運用益を増やす

4. 期間を長くする

この4つのファクターの全てがうまく噛み合うように意識する必要があります。

では実際にどのように考え行動すべきか考察していきましょう。

 

1. 式の最後が「x期間」になっていることに注目しよう

上記の式の最後が「x 期間」となっている点は非常に重要です。

(収入ー支出+運用益)を最大化するようどれだけ努力したとしても、「期間」が短ければ効率よく資産を増やすことは不可能ということです。

つまり、若いうちに資産形成の重要性に気がついて勉強を始め、少しずつでも実践にうつし始めた人ほど有利になるということです。

 

本来ならば、就職して自分の力で給料を得られるようになった瞬間から、資産形成のことを考え始めるのが理想です。

しかし、資産形成の重要性に気がつけるのはその中のごく一部の方で、多くの方は給料を毎月なんとなくもらって、毎月なんとなく使っているのが現状です。

 

もし、この記事を読まれているあなたが20代ならば非常にラッキーです。

他人よりも早く資産形成を開始できる可能性が高いからです。

一方で、この記事を読まれているあなたが50代〜60代の場合には、これから書くことのうち、リスクをとらなければならない部分に関しては全てをそのまま実践されない方がよいです。

本来ならば、50代〜60代というのは老後に向けた資産形成をほぼ終えていなければならない時期だからです。

 

2. 資産形成において医者であることのメリットは?

私自身が医師ですので、資産形成において医師であることのメリットを考えてみます。

医師の給与体系は特殊で、卒後2年間の初期研修医の頃はどれだけ働いてもさしたる給料はもらえません。

しかし、3年目以降に各診療科にフィックスした後は、20代後半の若手であっても年収1000万円近くを稼ぐことが可能です。

一方で、勤務医の場合、医者の給料は年齢が進んでも一定の所で頭打ちになる傾向があります。

つまり、若いうちから高給を稼ぐことは可能ですが、年齢が進むにつれての給与の伸び率はさほど高くないということです。

資産形成においては、自分の強みを知り、その強みを最大限に活かすことが重要です。

医者の場合は、「若い内の高給」が最大の武器ですので、その武器を最大限に活かすためには、若いうちから自分の生活態度を見直す必要があります。

 

3. 投資のことはいったん忘れて、(収入ー支出)を最大化することに集中する

少し脱線しましたが、資産形成を始める場合、投資のことはいったん忘れて、まずは(収入ー支出)を最大化することに集中することが重要です。

投資で得られるリターンはよほど好調な時期を除けば、せいぜい年数%程度ですから、まとまった種銭がなければ大きな効果は得られません。

 

収入を増やす手段は主に2つです。

1) メインの勤務先で成果をあげて昇給する

2) 副業収入を得る(キャッシュフローの複数化)

メインの勤務先での昇給は、コツコツと努力を続けた上でその成果が会社側にきちんと認められる必要があり、短期的な効果は望みにくいです。

よって、キャッシュフローを大幅に改善するためにはやはり副業収入を得ることを検討する必要があります。

 

4. 収入の川を増やす努力も始めよう

医者の場合は、多くの病院でアルバイトが暗黙の了解となっていますので、アルバイトで収入をあげるのが一番手っ取り早いです。

それは、医師のバイトは時間あたりの給料が他の職種とくらべても比較的高いからです。

コンビニ並の時給ならば時間対効果が悪すぎてとてもおすすめできませんが、寝当直で4,000円/時間、外来で10,000円/時間の給料が得られますので、この優位性を利用しない手はありません。

 

ただし、アルバイトの場合、あくまで自分の時間と労力を切り売りするビジネスになります。

どれだけアルバイトに励んだとしても、一人でこなせるアルバイトの数には限界がありますから、どこかで頭打ちになるのです。

そこで、自分の時間や労力を投入しなくてもお金を生み出す仕組み作りというのも、少しずつ考えていく必要があります。

 

具体的には、単発で終わる仕事ではなく、ブログやYoutubeなど自分の成果産物が少しずつストックされるタイプの副業がおすすめです。

ただし、これらのストック型のビジネスは短期的な報酬は望みにくく、目に見える成果が出るまでに膨大な時間と労力を要するという弱点があります。

我々医者の場合、寝当直バイトなどでお金を稼ぎつつ、当直中の時間を活用して将来お金を生み出す仕組みづくりに励むのがよいでしょう。

 

まとめ

資産形成は若いうちにその重要性に気がついてスタートできた方ほど有利です。

医者の場合、若いうちの高給が他の職種と比べた強みですので、その強みを最大限に活かす戦略をたてるべきでしょう。

収入の複数化についても常に考えておきたいですね。

 

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こんな記事も書いています。

何も考えず、周囲の人と同じことをやっていれば成功できる時代はすでに終わっています。「何もしないことにリスク」が高まっていることを意識しましょう。

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サッカーの試合と同じで、資産形成においてもまずはディフェンス力を最大限に高める必要があります。ディフェンス力が高いチームほどゲームプランが立てやすくなるからです。

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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