“命”という、今ある現実。

 病と闘っているひとがいて、

 “健康”と言われているひとがいる

 私たちは、「がん」と言われて、

 「死ぬの?」

 「いつまで生きられるの?」

 そう思った

 「死にたくない」――

 人間にそんな本能が備わっていることは、

 自分ががんになるまで知らなかった

 生きたいひとがいる

 「病に負けたくない」

 と、懸命に闘っているひとたち

 でも、自ら命を絶つひともいる

 「もう生きたくない」

 きっとそう思うのだろう

 いつか必ずひとは死ぬ

 でもそこまで待っていられないひともいる

 命を終わりにしたいひとがいて、

 もっともっと、

 命をつないでいきたいひとがいて...

 その答えはどこにあるのだろう

 なにが正解なのだろう

 きっと、それは誰にもわからない

 
 乳がん治療中、同居していた両親から、

 「出ていけ」

 と、言われた

 10月の末

 夜の寒空

 私は死んでもいい覚悟で、

 薄着のまま家をこっそりと出た

 寒さで感覚がなくなってゆく身体

 人気のない真っ暗な夜道...

 ここでこうしてブログを書いているということは、

 当然、そのとき私は死ななかった

 そのことを看護師さんに話をしたことがある

 「世の中には

  生きたくても生きられないひとがいるんだよ」

 そう諫められた

 でも、それは違うと思った

 “誰かの生きたい思い”ではなくて、

 これは“私の命”だ

 昔、テレビで

 自殺のニュースを見ていた母がこう言った

 「なんで死ぬことあるんだろうね

  死ぬ気になればなんでもできるでしょ」

 それも違うと思った

 人間、死ぬ気になったってできないこともある

 「私なんて“死にたい”と思ったことなんかないよ」

 と言っていた母らしい考えだ

 そんな母も、

 「がんになって、はじめて“死にたい”と思った」

 と言っていた

 いろいろと考えさせられた2日間

 あまりにも切なすぎる2日間だった...

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Source: りかこの乳がん体験記

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