それは、“結果論”。

『早期であれば、完治も可能』

そう言われるようになった“がん”

確かにね

そう、理屈ではわかる

でも、実際にがんになると
どうなのだろう...

たとえば、ステージ0やⅠの、
いわゆる“早期”で見つかった場合

手術、治療を経て、

「あー、これで治ったー」

と、思える人っているのだろうか...

おっぱいを取ってしまうかもしれない手術

治療も化学療法をするかもしれない

副作用で髪の毛も抜ける

ホルモン療法に至っては、
5年、10年、続けなければならない

しかも乳がんは、

『10年経っても15年経っても
 再発することがある』

そう言われている中で、
そんな現実がある中で、

「完治する」

と言われても、
ずっと現在進行形

「20年経ってなにもなければ
 “完治”と言ってもいいでしょう」

と、ある医師が言っていた

結局、完治は結果論でしかない

その結論は、20年後

“安心”は、
そんなに簡単に手に入れられない

手が届きそうで遠いもの

“がん”って、

だからみんなを苦しめる

つらい治療に耐えてもなお、
その先の完治は遠いから

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Source: りかこの乳がん体験記

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