神の詩 第四章十三節 4

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神の詩 第四章十三節 4

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「私はグナとカルマの配分の違いをもとにして、四階級を創造した。これを作ったのは

私であるが、私には行動も変化もないことを知れ。(十三)」

続きです。

自己は、
より高い地位、
より多い物質的な財産、
より多い賞賛を求め続けます。

それらが
低次の自己の栄養源となるからです。

そして
その栄養源に頼っていると、
自己を放棄することは、
出来なくなっていきます。

だから
人の作った四階級は、
自己を中心とした歪んだものになってしまいます。

インドが独立した時に
インド国憲法を創った
ビームラーオ・ラームジー・アンベードカル氏は、
不可触賤民ダリット(虐げられた者という意味)と言われる
カースト制度の最下層の家庭に生まれました。

生まれた身分の低さから
差別的な扱いを受け続けたものの、
父から勉強を習い、
カースト制度から脱却するために
知識の獲得を優先しました。

そして、
ついに大学入学資格試験に合格。

これは、
彼いた不可触民の村では初めてのことでした。

彼は、
ボンベイ大学エルフィンストーン・カレッジで、
政治学と経済学の学士号を取得して卒業し、
留学のための奨学金を受けました。

インドから脱出し、
世界最高ランクに名を連ねる
米国コロンビア大学、英国ロンドン大学の両方で博士号を得て、
さらに
ボン大学でも学んでいます。

そして
インド独立後の初代法相に就任し、
インド独立の時の憲法を執筆したのです。

インドで
四階級制度による人種差別を撤廃するために、
不可触民の権利の確認を求めた非暴力運動を推進し、
人々に尊敬の対象として
「バーバーサーヒブ・アンベードカル」
と呼ばれています。

「犬や猫のように扱われ、
水すら飲めないような所を、
なぜ祖国だと誇れるのでしょう? 
自尊心のある不可触民なら、
誰一人この国を誇りに思う者はいません。」
アンベードカルがガンディーに語った言葉

「仏陀は諸行無常を説いた。
絶対に確実なものなどなく、
いかなるものも絶対的にはなりえない。
すべてのことは常に再検討と再考のために開かれていなければならない」
バーバーサーヒブ・アンベードカル
「仏の精神が広まらなければ、
アジアにおいても
西欧と同じ争いが繰り返されるだろう。」
バーバーサーヒブ・アンベードカル

続きます。

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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