ゼロから始める資産形成の攻略法その17「何も買わずに待つのも個人投資家にとって重要な投資戦略の1つ」

内科医

おはようございます。

前回の記事では、配当金が暴落時の心の支え、長期投資継続の大きなモチベーションになりうること、また、配当金をキャッシュとしていったんホールドし、時期をみて手動で再投資をするといった柔軟な投資戦略もありえることを考察しました。

 

さて、本日は、何も買わずに様子をみるのも個人投資家にとって重要な投資戦略の一つであることを考察します。

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ゼロから始める資産形成の攻略法その17「何も買わずに待つのも個人投資家にとって重要な投資戦略の1つ」

1. 個人投資家にとって何も買わずに市場を眺めるのも重要な戦略の1つ

その人の元々の性格にもよるとは思いますが、投資を始めたばかりの方ほど、株式に過度なポジションをとりがちです。

株式に過度なポジションをとっても勝てる可能性の高い相場であれば、「結果オーライ」となる可能性が高いですが、適切な参入時期を見極めずに株を始めることはリスクが高いです。

長く投資をやっていますと、時には何も買わずに市場の動きを眺めているだけの時期があってもよいと思いますし、それも重要な投資戦略の一つと思えてきます。

 

2. 投資のリターンは参入時期に大きく左右される

投資において、「何に投資をするか」というのはリターンを左右する大きな要素の一つです。

しかし、それ以上にリターンに大きな影響を与えるのは「いつ投資をするか」だと思います。

極端な話、リーマンショック後の2008年〜2011年頃に買った株や2020年のコロナショックの最中に買った株であれば、そのほとんどが上がっています。

インデックス投資家ならば、不必要な売買を繰り返したりせずひたすらホールドし続けていれば、損をしている人などまずいないはずです。

ところが、同じ商品であっても、2006年〜2007年に大量買いした人であればリーマンショックで大ダメージを受け、そのまま株式投資をやめてしまった人もいるはずです。

このように、同じ商品を買うにしても、参入時期が不適切であれば最悪の結果を生む可能性があります。

 

3. 順張り投資で勝つためには、相場の早い段階で参入できるかどうかが全て

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さて、投資のスタンスとして有名なのは、順張り投資と逆張り投資です。

まずは、順張り投資について考えてみます。

一番最悪なのは、順張り相場の最終局面に近い所で参入してしまうケースです。

もちろん、本人は最終局面だとは認識していないから株を買うわけですが、結果的には最悪のタイミングでの参入になります。

2021〜2022年も株高局面が続いており「そろそろ暴落が来る」と言われ続けていますが、実際には米国株は史上最高値近くを維持しています。

私は15年近く投資をしていますが、未だに順張り相場がいつ終わるかは全く読めません。

順張り投資で勝つためには、相場の早い段階でいかに参入するかですが、これがなかなか読めないんですよね。

 

4. 逆張り投資で勝つためには、豊富な資金力と強い精神力が必要

逆張りの場合は、どちらかというと資金力と精神力が試されます。

逆張りの場合、下落相場のどのタイミングで買い始めるかが非常に重要です。

また、株価が底を抜けるまで買い続けられるだけの資金力も試されます。

あまりに早いタイミングで参入してしまうと、株価が底をつくまで買い下がることができなくなります。

株価が底をつく前に自分の資金力が尽きてしまうと、結果的に株を高値つかみする可能性が高くなります。

短期的には自分の投入した資金がどんどん減っていくので不安になりますが、「数年後には必ず回復する」という確信があればおすすめの投資法です。

 

5. 自信がない時は「あえて何も買わない」のもあり

いったん株式投資を始めると、何も買わないと自分だけが乗り遅れている感じがするものです。

特に、今のような株高の局面では、購入した人ほぼ全てが儲かっているような状況ですから、つい自分も買いたくなります。

しかし、個人投資家にとって「待ち」も重要な投資戦略の一つであることは強調しておきたい所です(特にバイ&ホールドの方針の長期投資家の場合)。

もちろん、15年も20年も待っていては人生が終わってしまいますが、1年〜2年程度ならば買い場が来るのを待つ戦略もアリですね。

それくらい「いつ」購入するかはリターンに直結する要因だと思います。

ただし、相場を読む自信もないし、読む気もないという人はインデックスファンドかETFのドルコスト平均法が無難ですね。

 

まとめ

同じVTを購入したとしても、購入した時期によって見える景色が全く異なってきます。

投資を始めたばかりの頃に致命的なミスをおかさないよう、参入時期を見極めたいものです。

 

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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