手元のキャッシュをPFFやARCCに置き換えて配当メリットを享受すべきか?

内科医

おはようございます。

手元のキャッシュをすぐにでも投資して配当メリットを享受すべきか否かについて以下のご質問をいただきました。

いつも楽しくブログ読ませて頂いております。

お陰様でと言うわけではないですが、自分の資産形成に高い問題意識を持って日々を過ごせております。

今回質問させて頂きたいのは、手元キャッシュをすぐさま投資して配当メリットを享受するか、時間分散で積立投資すべきかという点にご意見頂きたく思っております。

現在のポートフォリオは以下の通りで、給与収入を原資に、dailyベースで楽天VT、バランスファンド、REIT等に月30万円の積立投資中です。

現預金 1300万

楽天VT 300万

PFF 200万

ARCC 200万

eMAXIS 8資産均等バランスファンド 100万

eMAXIS新興国株インデックス 100万

ニッセイグローバルREITインデックス 100万

個別長期債券(米ドル、利回り4パーセント程度) 100万

問題は手元現金預金が寝てしまっているという点で、例えば高配当のPFFやARCCに投資すべきか?とかで毎日悩んでます。。。

因みに私は35歳、既婚で共働き、子ども無し、今後10年間は会社の社宅に住めるため、不動産購入予定も当面ありません。

どちらかというと将来不動産を購入する時のために資産形成しておきたいという感じです。

ざっくり毎年500万円は貯金出来るので、10年後に1億の資産を形成することが目標です!!

もし良いアドバイスがあれば頂けますと幸いです。

宜しくお願い致します。

ご質問ありがとうございます。

結論から申し上げますと、PFFもARCCもリスク資産でありキャッシュの代わりにはなりえません。

せめて米ドルMMFにしておきましょう。

また、35歳という年齢を考えますと、時間分散しながら利益成長も見込める投資対象をメインに据えるべきでしょう。

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手元のキャッシュをPFFやARCCに置き換えて配当メリットを享受すべきか?

現金も手元にあった方がよいと思います

日本円の預金が寝てしまっているという点ですが、金額が1,300万円ですので、生活防衛資金、有事の時に備えてそれくらい保有していてもよいと思います。

私自身も、妻の預金と合わせてそれ以上のキャッシュを手元に確保しています。

株式も不動産もそうですが、チャンスが急に訪れる可能性がありますので、手元資金の流動性を保つことも重要です。

手元にキャッシュがあるからこそ臨機応変に動けるのですね。

私はどちらかと言えばディフェンシブで、キャッシュを重視するタイプの投資家ですので、こういう意見になります。

いざ大チャンスが訪れた時には、PFFもARCCも総崩れしているはずですので、その時にキャッシュが手元にないと苦しい状況になります。

なぜこういう意見になるかと言うと、ご質問者様の場合、すでに毎月潤沢なキャッシュフローがありますので、今の年齢から配当狙いに徹する必要がないからです。

 

35歳という年齢であれば配当狙いよりもVTやVTIの方が良いです

共働き・子供なし、社宅住まいでマイホーム購入予定もなしということですので、健康にさえ留意すれば当面は潤沢なキャッシュフローが保たれると思います。

35歳という年齢を考えますと、20〜30年以上の投資期間が確保できますので、配当重視の戦略というのは資金を増やすという意味では不利ですね。

配当重視の戦略は、毎月のキャッシュフローを増やすという意味では有利ですが、利益成長率を犠牲にしていますので、長期保有でのトータルリターンでは不利だと思います。

米国株の場合、国外と国内の二重課税を受けますので余計に不利です。

よって、私ならばシンプルにVTやVTIを積み上げますね。

VTやVTIの現時点での分配利回りは2.0%〜2.5%と決して高くはありませんが、ほぼ毎年コンスタントに増配しています。

当然、取引値自体の上昇も見込めますので、20年後には購入時価格からみた分配利回りはかなり上がっていることが期待できます。

 

まとめ

ご質問者様の場合、すでに十分なキャッシュフローがあるため、リスクを背負って現金をPFFやARCCに置き換える必要はないと思います。

キャッシュを軽視するといつか足元をすくわれる可能性がありますから注意ですね。

 

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こんな記事も書いています。

高配当株は現金の代わりにはなりませんね。現金には現金の大切な役割があります。キャッシュを軽視するとどこかで足元をすくわれます。

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数千万円単位になれば、スケールメリットが大きくなりますので、ディフェンシブに配当狙いの投資というのもありですね。

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VYMやHDVは、分配金だけでなくある程度の利益成長も期待できるという点で、長期保有ならばPFFやARCCよりも有利でしょう。

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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