部位は違っても、
“がん”という病を抱える患者の心には
多くの共通点がある
それは、
○「いつまで生きられるのか...」
という不安
○再発の恐怖・不安
○検査を受けるのが怖い
(検査結果を聞くのが怖い)
○薬の副作用への不安
○家族との接し方
○職場への告知
○職場復帰
○周囲の誰まで
病のことを伝えるか
...などだ
そしてその中に、“言葉”がある
“がんになって、
ひとから言われて不快な思いをした言葉”である
「みんな同じ思いをしているんだな」
「そんなひどいこと言われたんだ...」
と、考えさせられることも多い
...ということで、
患者がどんな言葉に傷つき不快な思いをしたかを
まとめてみた
○「可哀想に...」
「がんになって可哀想」
「まだ若いのに可哀想」
≪患者の声≫
・“がんになったから可哀想”と
思う方が可哀想
・がんになることは、
決して可哀想なことではない
誰もが生き甲斐をみつけて輝いている
・日本人の2人に1人ががんになる時代
もし自分ががんになったら、
どう思うのだろう
「がんになった私、可哀想」と
思うのだろうか
○「切れば治るんでしょ?」
「切ったからもう治ったんでしょ?」
≪患者の声≫
・“切れば治る”という考えに驚く
・がんは、“切って治る”ものではない
○「退院したから、
もう治ったんでしょ?」
≪患者の声≫
・“退院=完治”と思われているんだな
○「ステージは?」
≪患者の声≫
・ただ知りたいだけでしょ?
・それ聞いてどうするの?
・「ステージ4」と答えたら、
「可哀想に」と言われるのだろうか
○「死んじゃうの?」
「いつまで生きられるの?」
≪患者の声≫
・ひとは誰でもいつか必ず死ぬ
・それ、聞く? 無神経すぎる
○「食べていたものが悪かったんだね」
≪患者の声≫
・自分は「いいもの食べてる」とでも
言いたいのだろうか
万が一、自分ががんになったら
なんと言い訳するのだろう
○「がんになりそうな体型だもんね」
≪患者の声≫
・これは、私の母が、
半世紀に渡る一番仲のよい友人から
実際に言われた言葉
○「抗がん剤したらダメ!!
抗がん剤に殺されるよ」
≪患者の声≫
・どこかで見聞きしたことを
鵜呑みにして教えてくれる
・多くの人たちが抗がん剤によって
救われているのに
・抗がん剤治療中の私に、
そんなこと言われたって...
○「○○病院の方がいいんじゃない?」
≪患者の声≫
・有名な病院の名前を挙げられたが、
そんなに遠くの病院にかかれない
・有名だからっていいわけじゃない
・大きな有名な病院が“いい病院”だと
思っている
・標準治療なら、どこの病院も同じ
○やたらと民間療法を勧めてくる
≪患者の声≫
・入院中、『抗がん剤はするな』、
『○○療法』という本を10冊ほどもらったが、
ありがた迷惑だった
○「あれはダメ、これをした方がいい」と、
どこかで見聞きした情報を
押しつけてくる
≪患者の声≫
・がんの知識もないのに、
主治医の如く指示してくる
...という言葉が、多く聞かれていた
きっと、誰もがこの中のいくつかに
当てはまるのではないだろうか
私も数個、経験がある
そしてここに、
がん告知を受けたばかりのときに言われ、
傷ついた、
「手や足がなくなるわけじゃないし、
おっぱいのひとつくらい無くなったって...」
「(治療で子どもが産めなくなることで)
子ども産む気あったの?
どっちにしても、
もう年齢的に無理じゃん」
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Source: りかこの乳がん体験記
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