“がん”は、人生を考えさせられる病である。

その他
誰にでも訪れる死

どんなに偉い人にも、
どんなにお金持ちの人にも、

それは必ずやって来る

“死”は、
ずっとずっと遠い未来のことだと思っていた

が、“がん”になって現実的になる

「もういいんだ。いつ死んでも」

...と、漠然と、
時に簡単に口にしていた若かりし頃

心の奥には、

「まだまだ死ぬはずはない」

そんな確信がきっとあったのだと思う

人間、“死”を意識するようになると、
“人生そのもの”を考えるようになる

それは、「どう生きるか」

そして、
「最後まで自分らしく生きたい」

そんな思いだ

数年前から“終活”なるものが
流行り出した

昔であれば、“死”を口にすることは
御法度のような部分があった

「縁起でもない」

そう言われた

が、
“自分の最後を整理しておくことは
 大切なこと”だと、がんになって強く感じる

エンディングノートを書きながら思ったのは、

「“死への準備”ではなく、
 生活の整理である」

ということ

どんどん増えてゆくIDやパスワード

銀行の口座やクレジットカード...

まだ手をつけていないが、
自分の略歴もそうだ

これまで生きてきた足跡を辿ることも、
自分の人生と向き合う時間だ

  思い出したくないことも、
  恥ずかしい過去もたくさんあるが...

増えてゆく過去と、
どんどん短くなってゆく未来

その未来は、
どんな色にも輝かせられる

「人生、一度きり」――

ありきたりな言葉だが、
やっぱりその通りなのだ

生きているのは、
過去でも未来でもなくこの瞬間

“今日”という日は、
残りの人生の最初の日――

  今日、彩雲が観られた

2022/02/04 彩 雲

  あしたもいい日になりますように...

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Source: りかこの乳がん体験記

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