未だ、困難なこと。

その他

氷点下6度

かなり暖かな朝だ

そろそろ春の足音が近づいてきただろうか

そんな今日は、これと格闘

2022/02/14 かぼちゃ

そう、“かぼちゃ”である

ただでさえ切るのが困難なかぼちゃ

腋窩リンパ節郭清をした腕には、
かなり堪える代物だ

乳がんの手術は左

利き腕は右

包丁を使うには何の問題もないように感じるが、
意外と左腕で押さえる力を使うのだ

それに気づいたのは、手術後

グラスやカップを洗うとき、
じゃがいもなどの皮をピーラーで剥くとき、

「こんなにも左腕の力が必要なのか...」

と、知ったのだ

当時、かぼちゃをひとつ解体するのに
30分もかかった

包丁の刃を入れたはいいが、
押しても引いてもびくともしない

かぼちゃに包丁が刺さったまま、
「ガンガン」とまな板に打ちつけてもみた

が、かぼちゃが割れるでもなく、
包丁が抜けるわけでもなかった

こうしてかぼちゃを料理するたび、
あの頃のことを思い出す

そして、

「今は少しは力がついたな...」

と、思うのだ

それでも、力を込めれば
わきの下に痛みが出るのは今でも変わらずで...

かぼちゃを切るときは、
一生この痛みとの戦いなのだろう

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Source: りかこの乳がん体験記

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