実はドーピングがなぜダメなのかはきちんと定義されています。
- スポーツの価値を損なうため
- フェアプレイ精神に反するため
- 健康を害するため
- 反社会的行為であるため、社会や青少年に悪影響を及ぼすため
この4つがドーピングが認められない理由になります。
正直なところ「健康を害するため」以外は説得力に欠けるように感じます。その3つの禁止理由は「ドーピングが悪である」という前提に立って「認められない」としています。
卵が先か鶏が先かの議論ではないですが、「健康を害するため」以外は「悪いから認められない」「認められていないから悪い」の堂々めぐり。
結局のところ、ドーピングを認められないのは「健康を害するため」以外にはその正しい理由はないのです
- スポーツの価値を損なうため
- フェアプレイ精神に反するため
- 反社会的行為であるため、社会や青少年に悪影響を及ぼすため
そんな中、ロシアの大衆紙『モスコフスキー・コムソモーレツ』が、トゥトベリーゼ氏の衝撃の肉声を報じた。19年の同紙のインタビューで、WADA(世界反ドーピング機構)が禁止した薬物「メルドニウム」について、こう証言していたというのだ。〈(『メルドニウム』は)『ビタミン剤』代わりだった。『メルドニウム』が使えなくなる日が来るのは、わかっていたこと。アスリートの疲労回復のためには、『ビタミン剤』が必要。新たな薬物を探さないといけない〉
ワリエワが使用していた疑いのある「トリメタジジン」は、持久力向上など「メルドニウム」と似た効果があるとされる。北京冬季五輪は2月20日に閉幕したが、ロシアの薬物使用疑惑はしばらく解決しそうにない。
テニス選手のシャラポアさんもドーピング問題の渦中の人物ですが、彼女が引っかかった禁止薬物はメルドニウムといって、ロシアでは誰でも買うことができ、ロシアのアスリートではサプリメントとして摂られていました。
このメルドニウムは2016年1月から禁止リストに入っています。
ロシア人にしてみれば青天の霹靂。感覚で入れば「今年からロキソニン禁止ね」って言われるよりももっと深く根付いているのがメルドニウムです。「今年から食パンマンは悪だからね」ぐらいの無茶な話かもしれません。
いずれにしても禁止リストに追加されたことで、次々とロシア選手のドーピングが発覚したのと同時に、ロシア陸上チームが、国ぐるみでドーピングの隠蔽を行っていたということが今回の騒動です。
ドーピングが悪いというよりも、ドーピングを組織ぐるみで意図的に行い、隠蔽したことがフェアプレイの精神から外れているし、スポーツの価値を損ない、反社会的行為だとされたわけです。
そういえばカフェインが禁止リストから外れた2年後の2005年、コカ・コーラが2020年までオリンピックのスポンサー契約を更新しましたけど、カフェインが禁止でないなら安心して選手もコーラを飲めますよね。
違反でないならカフェインの入っているコーラを大々的に宣伝することも可能です。
ドーピングはなぜダメなの?その根本的な理由が見つからないリオデジャネイロオリンピックにロシアの陸上チームが参加できなくなったことで、注目を浴びているドーピングですが、そもそもドーピングって何?なんでドーピングがダメなのか、説明できる人は
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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