始まりは、やっぱり車椅子だった。

医療機関

医者になって、4年目の3月。

篠山病院での非常勤勤務が始まった。

そうあれから、20年が過ぎた。

 

20年前の篠山病院の外科病棟は、

床が木でできた古い古い病棟だった。

 

リハビリ医として診療したての頃。

 

その外科病棟の病室でのこと。

消化器系疾患の手術後の、四肢不自由のあるおじさんの

リハビリオーダー診療のため、病室を訪問した。

 

 

介護保険や身障制度のことを、学んでこなかったし、

そんなことを全く知らなかった4年目の医者タナカ。

 

病室には、可愛らしいちっちゃな女性が、

その患者さんと、なにやらいろいろ話されていた。

 

 

車椅子、どうですか?

それ、お腹手術したあとやから、

傷の手当とか、しづらいですか?

あのお家のお部屋におけますか?

食事のときははどうします?

介護してるお母さん高齢やし、大丈夫かしら?

診療費とかどうなってます?

 

 

こんな話を、

木の床のギシギシという病室でしていたのは

今日、『なんでも相談所』の見学に来ていただいた

うちの保健師のお姉さん保健師さんだった。

 

 

20年前のあの病室での保健師さんとの会話から

タナカの地域医療の学びが始まった。

 

そう言えば、あの日も、車椅子だった。患者さんの

車椅子のいろいろをディスカッションしたのを思い出す。

 

全く勉強の足りてないタナカが居た、、、、、

 

今日のお姉さん保健師さんは、

相変わらず可愛く優しく穏やかだった。

 

初心を忘れず地域医療に邁進したい。

そんな素敵な来『なんでも相談所』だった。

 

 

今日は、こんな曲です。

今日は寒いけど、快晴ですね。

良かったら聴いてください。

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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