楽天VTとeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)はどちらがよいか?

内科医

おはようございます。

3日前の記事で、インデックス投資の王道は世界分散投資であると書きました。 

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世界分散投資の方法は様々であり、日本株+先進国株+新興国株を組み合わせる方法なども考えられます。

しかし、初心者の方には全世界株式市場に連動するインデックスファンドが最もお手軽でしょう。

「何も考えずにこれ一本だけ積み立てておけばOK」という安心感は何物にも代えがたいものがあります。

本日は、全世界株式市場を対象とした投資信託の中で最もおすすめの楽天VTとeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を比較して見ていきます。

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楽天VTとeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)はどちらがよいか?

信託報酬ではeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)が有利

インデックスファンドを選ぶうえで最も重要なことは徹底的に低コストにこだわることです。

同じ指数に連動する実質的に同じ商品でも、倍以上コストが割高な商品が世の中には溢れかえっています。

インデックス投資について常日頃勉強している方はこういった商品を掴む可能性は低いですが、初心者の方は注意しましょう。

 

2019年4月時点の信託報酬は以下の通りです。

1) 楽天VT:0.2296%(VTの0.10%+楽天証券の取り分 0.1296%)

2) eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー):0.15336%

 

信託報酬に関しては、明らかにeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)が有利ですね。

信託報酬はその商品を保有し続ける限り毎年コンスタントにかかる費用ですので、低いに越したことはありません。

ちなみに、楽天VTのコストに関しては、VTの経費率が0.09%に下がることが発表されていますので0.2196%に下がることが予測されます。

 

ファンド純資産総額は楽天VTに軍配

ファンド純資産総額も必ずチェックすべきポイントの1つです。

今の時点の金額も重要ですが、直近1〜2年で純資産総額が伸びているかどうかのチェックも欠かせません。

それを怠ると、昔は人気があったけれども今となっては過去の遺産といった商品を掴んでしまう可能性があります。

 

2019年4月時点の純資産総額は以下の通りです。

1) 楽天VT:約200億円

2) eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー):約25億円

 

ただし、楽天VTは2017年9月29日に設定、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は2018年10月31日に設定されていますから、発売時期が約1年異なることに注意しましょう。

個人的には、最低でも純資産総額が数十億円以上の商品を選んでおくのが無難だと思います。

逆に言えば、どんなに優れたコンセプトの商品であっても実際に売れなければ意味がないということですね。

 

楽天VTは小型株を含む、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は大〜中型株が中心

楽天VTは、VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)という米国ETFを日本円で・少額から購入できるよう日本人向けにパッケージ化した商品です。

元々のVTに魅力がなければ、わざわざパッケージ化されるはずがありませんから、そういった意味では安心感があります。

楽天VT、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は両者ともに世界全体の株式市場への分散投資を目的としていますが、そのベンチマークは異なります。

 

1) 楽天VT:FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)

2) eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー):

 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)

 

指数の名前だけ見てもさっぱり分からないと思いますが、一言で言い換えるならば、

「楽天VTは小型株も含む、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は大〜中型株メイン」

となります。

VTは小型株も含む世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしており、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は大型〜中型株中心なので85%程度のカバー率になります。

とはいえ、わずか10%強の違いですので、よほど小型株だけ好調・不調といった状況でなければ、両者のパフォーマンスは近似してきます。

 

まとめ

インデックス投資の王道である世界分散投資を一本で実現できる楽天VTやeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は大変便利な商品です。

信託報酬も十分に低い水準ですし、一昔前は全世界株式クラスの商品にはろくな物がなかったことを考えますと、今は大変恵まれています。

 

【楽天証券】

投信積立ならば、楽天証券で楽天カード決済で積み立てるのが最善です。

月に5万円までの積立であれば1.0%分のポイント還元を受けられるからです。

 

こんな記事も書いています。

投資初心者の方は、まずはつみたてNISAの口座を開設して投信積立を開始することをおすすめします。

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私自身は、何も考えずに「キャッシュ+VT」のポートフォリオがシンプルかつ強いと思っています。 

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長期投資で最も重要なのは資産配分の割合です。特に、キャッシュポジションをどの程度確保するかがリスク管理の肝と言えます。

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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