おはようございます。
当ブログの読者から「小規模企業共済やiDeCoを活用した自営業者の資産形成」について以下のご質問をいただきました。
ちゅり男様 はじめまして、質問させていただけるということで失礼いたします。
37歳飲食店自営業者です。
29歳で開業し、今年で9年目を迎えます。
夫婦と子供1人の3人家族構成です。
開業2年目あたりから小規模企業共済に加入し、現在の掛け金は430万円です。
小規模企業共済は節税対策として始めたのですが、徐々に資産形成の意識が高まり1年前からiDeCoに加入しました。
慣れてきたので追加で積立NISAと、奥さん分でiDeCo + 積立NISAも加入予定です(掛け金はそれぞれ満額で (68000 + 33333) x 2 = 202666円)
また、非課税枠以外でも積立を検討中です。
購入商品は楽天VTIやemaxisなどインデックスに連動した商品で、米国と全世界を50%ずつを予定しております。
キャッシュフローに困っていることはなく、子供の教育や経験(アウトドアと海外旅行が趣味)などに使うお金を惜しむことなく、資産形成を並行して続けていければと思っております。
現在の仕事はできるだけ長く続けたいと思っているのですが、40代・50代と歳を重ねるにつれ選択肢の幅を広げられるようにと思ったのが投資を始めたきっかけです。
全ていきなり使おうとは思っていませんが、現在投資に回せる資金として500万円ほどございます。
現状このスタンスでよいのか、またこれからの戦略はどう立てればよいのか、まだお伝えできてない情報もあるのですが長々となってしまうので上記のようにまとめさせていただきました。
お忙しい中大変恐縮ですが、アドバイスをいただけると幸いです。どうぞ宜しくお願いいたします。
ご質問ありがとうございます。
結論から申し上げますと、退職金など老後の備えが薄い自営業者にとって、掛け金が全額所得控除となる小規模企業共済とiDeCoは節税をしながら老後資金を用意できる最強の制度です。
これらをフル活用すればそれで十分と言えるでしょう。
自営業者にとって小規模企業共済とiDeCoは最高の節税タッグ
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. 小規模企業共済とiDeCoは自営業者必須の最強節税手段
2. iDeCoとつみたてNISAをご夫婦で満額活用すればそれで十分
3. 投資対象もeMAXIS Slimシリーズや楽天バンガードから選べば問題なし
以下1つ1つ掘り下げてみていきます。
1. 小規模企業共済とiDeCoは自営業者必須の最強節税手段
自営業者がサラリーマンと比較して弱い点は、
・毎月の収入が安定しない可能性がある(逆にうまく行けば収入は青天井)
・退職金などの老後の備えが薄い
などが挙げられます。
このうち、老後資金に関しては小規模企業共済とiDeCoをフル活用することで十分にカバーできます。
小規模企業共済とiDeCoはどちらも掛金の全額が所得控除の対象になるのが最大のメリットです。
小規模企業共済は「老後に向けた貯蓄」、iDeCoは「老後に向けた積立投資」と考えることができます。
まさに節税をしながら老後に備えることができる、自営業者にとっては一石二鳥の制度と言えるでしょう。
2. iDeCoとつみたてNISAをご夫婦で満額活用すればそれで十分
さて、自営業者(第1号被保険者)の場合、iDeCoは最大で6.8万円/月(年間81.6万円)、小規模企業共済は最大で7万円/月(年間84万円)まで掛金を拠出することができます。
両者をフル活用すると年間約165万円を拠出することになりますが、これがすべて所得控除になるのは大きいですね。
事業が勢いに乗って毎月の売上が伸びれば伸びるほど節税効果が高くなりますので、まさに一石二鳥と言えます。
注意点としては、iDeCoは掛金を減額しても問題ありませんが、小規模企業共済は掛金を減額した場合減額した掛金分は運用されないという大きなデメリットがあります。
詳細は以下の記事を参考にしてください。
3. 投資対象もeMAXIS Slimシリーズや楽天バンガードから選べば問題なし
上記を踏まえますと、自営業者は最優先で「小規模企業共済とiDeCoを満額活用する」ことを考えるべきです。
その上でさらに余裕があればつみたてNISAを活用するという形になるでしょう。
ご質問の中に、つみたてNISAも夫婦で満額活用予定とありますので、今のペースで投資を継続していけば将来の備えに関しては全く問題ないと思います。
投資対象として「全世界株」と「米国株」を挙げていますが、これらはどちらも大変優れた商品であり、今後どちらがより優れたリターンをあげるかは将来になってみないと分かりません。
eMAXIS Slimシリーズや楽天バンガードシリーズ、最近ではSBI・Vシリーズなど優れた商品が続々と増えていますので、これらの中から選べば全く問題ないでしょう。
まとめ
自営業者の方は、将来の備えとして小規模企業共済とiDeCoを活用し、さらに余裕があればつみたてNISAを活用するとよいでしょう。
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オフィスワーカーで長時間座りっぱなしの方は、姿勢保持や臀部への負担を考えてクッション活用しましょう。
1. IKSTAR 低反発クッション
持ち運びの必要がなければ以下のような骨盤を支えるタイプのクッションがオススメです。
座っている時間が長くなればなるほどクッションの有無で快適さが変わってきます。
2. ミニプニ(EXGEL)
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据え置きタイプほどの効果はありませんが、長時間のドライブやバス・電車移動の強い味方です。
こんな記事も書いています。
iDeCoは金融機関によって手数料や商品ラインナップに大きな差があります。
サラリーマンの方は小規模企業共済は活用できませんので、つみたてNISAとiDeCoから始めることになります。
インデックス投資は優れた投資法ですが、成果が出るまでにかなりの年数がかかります。
根気よく続けていきましょう。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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