“良性腫瘍の陰”に隠れているがん細胞。

「良性腫瘍ですね。
 乳腺線維腺腫です」――

乳房にコロコロとしたしこりをみつけたが、
“良性”と診断されたケースは
いくつも耳にしている

“見落とし”ということになるだろうか

「一応、毎年診ていきましょうね」

そう言われればいいが、
私のように、

「特に治療もないので、
 そのままにしておいていいよ」

そう言われるのは最悪である

たとえば、大腸ポリープ

これは“良性”であるが、
1年に1mmずつ成長し、
8mmになると“がん化”する可能性がある

子宮頸管ポリープは、
ほとんどがん化することはない

  乳がんがわかる少し前、
  私もいくつが切除している

そして、乳房にできる良性腫瘍、
“乳腺線維腺腫”

これも、
「がん化することはない」と言われている

だから、

「そのままにしておいていい」

と私に言った医師は、
間違いではないのだと思う

ただ、

「良性であっても
 “しこりができる”ということは、
 “正常ではない細胞がある”ということ。
 その陰にがんが隠れてい可能性はある」

...らしい

乳腺線維腺腫は、
多くは若いひとにみられるしこり

コロコロとよく動くのも特徴

  まぶたを閉じてその上から指先で触り、
  眼球を動かしたときの感覚に似ていると
  言われている

  が、しこりは眼球よりかなり硬い

私は、この2つの罠にかかってしまった一人

しこりがある以上、
安心してはいけないのが“乳がん”だと思う

1cmにも満たない、
コロコロとよく動いていたしこりは、
3年を過ぎたあたりから急激に大きくなった
 (倍、倍に増える細胞の特徴)

そして4年8か月後には
3倍の大きさになった

そのときしこりはまだ少し動いていたが、
明らかに動きは悪くなっていたと思う

「あのとき、みつけてくれていたら...」

「あのとき、
 がんを見抜いてくれていたら...」

「あのとき、
 もっとしっかり検査をしてくれていたら...」

「あのとき、
 大きな病院を紹介してくれていたら...」

「あのとき、せめて
 “毎年診ていきましょう”と言ってくれていたら...」

そんな私の後悔を、
誰にもしてほしくない

見落とされることほど、
悔しいものはない――

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Source: りかこの乳がん体験記

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