病気決めるのはお前でも、痛みを決めるのは僕だ。

医療機関

先生、お世話になりました。

死にかけたあの時は、

助けてくれてありがとうございます。

 

半年、よく頑張ったよね。

在宅卒業やね。また、ピンチの時は電話してや。

半年どうだった?!

 

そうですね、先生。先生には、本当にお世話になって

助かったんやけど、半年前の苦しかったこと、忘れません。

救急病院に行った時、痛い!言うてんのに、黙っておけ、

病気診るのはオレや!言われたんです。

それが悔しくって、悔しくって、だってそうでしょ?先生。

病気決めるのはお前でも、痛みを決めるのは僕だ。

って、思ったんです。いつか、必ず、

もっと歩けるようになったら、

言い返しに行こうと思っています。

 

褥瘡はもちろん改善し、身体機能もずいぶんとアップした。

痛みに対する向き合い方も、人間に対する不信感も改善した。

朝のお母さんとの散歩も、部屋での自主筋トレも、

専門病院への通院にも、意欲的になった。

 

今日、在宅医療を卒業し、通院医療に移る。

 

卒業おめでとうございます。

あなたのその熱意が、

まだまだ冷たく弱い医療を

温かく強いものにしてくれると思います。

ピンチの時は、また、必ず来ますので連絡ください。

 

素敵な出逢いだった。また、いつか

もっと成長した彼に逢いたいと思った。

 

精神科在宅医療は重要だ。

関わり方によっては、人生を救える。

まだまだ僕自身できていないところは多いが、

挑戦を続けたい。

 

言葉足らずな彼の言葉からは、

何故かいつも熱いものが伝わってきた。

良かったら聴いてください。

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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