懐かしい写真をみつけた
子宮筋腫の手術から3か月
ようやくまともに歩けるようになった頃の
富良野旅行の写真だ
さすがに10cmもお腹を切ると
回復に時間がかかる
このときまだ、
走ることはできていない
“子宮筋腫の手術から3か月”...
ということは、
“乳がんがわかる3か月前”
...ということになる
このとき私はお腹の中の大きな荷物を下ろし、
その先にある結婚、出産へと
明るい希望に満ちていたのだ
このとき、
牛のチチを掴んだ私の胸には、
すでに乳がんがあった
なんとも皮肉な写真である
いや、言うほど皮肉でもないか
昔のアルバムを開くと、
いつも複雑な想いに陥る
「このとき、将来私が乳がんになるなんて、
想像もしていなかった」
「“あなたは将来乳がんになるの。
だからしっかり検診をしてね”。
そう伝えられたら・・・」
「このとき、すでに私の胸には、
小さながんができはじめていたのだろうな」
なにも知らない笑顔の写真に、
そんな言葉を語りかける
未来は、きっと、
知らない方がいいのだろうな
未来にワープできるタイムマシンが
あったとしたら...
私はきっと見に行かない
それは、
“今”を生きた先に未来があるから
“今”を存分に生きれば、
未来なんか見なくていい
『未来は、今、創られるもの』――
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Source: りかこの乳がん体験記
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