【ワイセツさいたま市】教職員わいせつ事案、市教委が事前に質問取り下げ要求か…市議「押し問答続いた」

　さいたま市議会定例会で７日、一般質問に立った小川寿士議員（民主改革）が、教職員による子どもへのわいせつ事案の有無や処分内容に関する質問について、市教育委員会から事前に取り下げを求められたとして抗議した。議会運営委員会は市教委に対し、事実関係の確認を求めている。

　小川氏によると、質問は市側に１日に事前通告。同日夕、「被害者が特定される恐れがあり、取り下げてほしい」と教職員人事課から電話を受けた。小川氏は個別の事案を尋ねる考えはなく、「名前や学校名は不要」などと伝えたが、押し問答が続いたという。７日の一般質問では抗議の後にこの質問をし、細田真由美教育長がわいせつ事案に伴う懲戒処分の件数などを答えた。

　抗議の内容について、細田教育長は「承知していない。そういうことがあれば厳重に指導したい。状況を聞き対応する」と述べた。教職員人事課は取材に、「（取り下げを求めたかは）言えない」としている。

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