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外科医

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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

簡単な治療は
なかなかありません

私自身、年間700件から800件のカテーテル治療をし、
カテーテル留置も毎年60本くらい留置するので、日本で最も数多いくらい
治療しているつもりです・・

だいぶ腕も磨かれ
経験も蓄積されてきているはずですが、
最良の結果を目指して治療するという事を目標にすると、
そう簡単に終わる治療はありません

今日、ご紹介するのは、
大阪からご来院頂いている
肝臓がんの患者さま
です

2年ほど前に、
始めて岩本内科に来院されました

下の画像の黄色い枠の場所は、
以前、癌があって、カテーテル治療を私が行い、
追加の放射線治療を行った病変です

スライド3

この病変は、癌が門脈の中に入り込んでいる
ステージ4Aの状態でしたが、
完全に癌を制御した状態
となりました

今回、赤枠の場所に
2cm弱の癌を認めましたので
治療を行いました

この患者さまの
治療に関する一番の難しい点は、

足の動脈の硬化が非常に強く
一つは閉塞してしまっているくらいで、
合併症のリスクが高いことです

この様な患者さまの場合は、
出来る限りの準備を行い、
細心の注意を払い治療を行います

肝臓の動脈撮影を行いましたが、
これの撮影だけでは癌がどこにあるか分かりません

経験と、アンギオCTを使って、
癌の動脈を見つけます

A7と呼ばれる肝臓の動脈の枝から
癌が栄養されていました

スライド5

その動脈まで、マイクロカテーテルを挿入し、
抗癌剤と油の造影を混ぜた懸濁液をゆっくりと投与、
投与していると、末梢の門脈が見えてきます

このサインが出ると、癌は完全に壊死させる事ができます
最後に塞栓物質を投与し、
門脈動脈同時塞栓療法の完成です

スライド6

かなりしっかりと治療しましたが、
治療後、肝臓の数値もほとんど上がらず
治療の影響もなく1週間で退院の運びとなりました
ステージ4Aの状態でしたが、
今は癌ゼロの状態と言えます

最善の結果を目指すと
簡単な治療というのはなかなかありません

だけど、色んなリスクなども
全部背負って、目指すしかないのです
それが、ガンちゃん先生の宿命です

今日は、日曜日ですが、
来週、講演があるので、
その準備を・・・

さて、ガンばりますか

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。
Source: ガンちゃん先生奮闘記

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