カテーテル治療と薬物療法の組み合わせ-肝臓がん治療-

外科医

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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

最近の外来事情ですが、
コロナはだいぶ減ってますね
一方で、インフルエンザの方が、
特にお若い方で感染されてる方がおられるようです

みなさん、ご注意ください

先週は、静岡で
講演させて頂く機会
をもらいましたので、
行ってきました

少し時間があったので、
富士山を見にいきました
恥ずかしながら、ちゃんと富士山を見に行ったことが
無かったので、
やはり日本一の山の雄大さに感動しました

今日は、肝臓がん治療の最近の流れのお話を・・・

最近の肝臓がん、特に進行肝臓がんの治療の流れとして、
カテーテル治療と
抗がん剤治療を組み合わせていく治療戦略が試みられています

レンビマやテセントリク+アバスチンなどの薬物療法を行い、
その後、カテーテル治療を加えて、
また、薬物療法に戻るという流れです

肝臓がんは肝臓内の病変をいかに制御するかが非常に重要です
カテーテル治療だけ、薬物療法だけでは、
制御しきれないこともあり、
それらを組み合わせ治療で解決しようという考え方です

この患者さまもそのような考え方で治療を開始しました

肝臓の右側に10cm大、その他多数の肝臓内の転移病変を認める
肝臓がん
です

スライド3

スライド2

レンビマを開始し、全体的な血流を落とし、
その後カテーテル留置を行い、
肝動注化学療法 New FP療法
を行っております

この様に肝臓の端っこに癌がある場合には、
横隔膜の動脈も肝臓内の癌に血流を与えるので、
横隔膜の動脈に対しては門脈動脈同時塞栓療法を行いました

スライド9
スライド10

この後、肝動注化学療法を続け、
良いタイミングでレンビマを再開したいと思っています

3-4か月の経過で癌ゼロを目指して治療を行っていきます
癌ゼロに持っていけない場合は、
この後、テセントリク+アバスチンなどの他の薬物療法に
いったん切り替えていきます

ベストな治療の探求は続きます

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記

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