神の詩 第五章十二節 6

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 神の詩 第五章十二節 6

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「心を統一した者(ヨーガ行者)は、行動の結果を捨てて、究極の平安に達する。心を統一していない者は、欲望のままに行動し、結果に執着して束縛される。(十二)」

追いついてきた人が増えたので
再開です。

続きです。

人は、
心の正しい使い方を学ばなければなりません。
心の使い方次第で、
地上は天国にも地獄にもなります。

心の活用次第で、
人生を解脱に向かわせることも、
暗闇に葬ることもできます。

心は正しく使うことによって、
統一されていきます。

心は誤って使うことによって、
分裂していきます。

ここからは
「心の正しい使い方」の実践について
述べていきましょう。

パタンジャリ大師は、
ヨーガ・スートラの中で、
心について
簡潔かつ完璧に説明しています。
「これよりヨーガを詳細に説く。」ヨーガ・スートラ第一章一節

「心の作用を止滅することがヨーガである。」ヨーガ・スートラ第一章二節

ヨーガ・スートラでは、
心の統一のための、
心の作用の記述が冒頭に出てきますが、

バガヴァッド・ギーターでは
ここに至るまでに
多くの章を費やしています。

これは、
ヨーガにおいて
最も重要な部分であると共に、
ここに至るまでには
行うべきことがたくさんある
ことを示しています。

心を制御するのは
それだけ大変なことだからです。

私たちは、
社会から
心を喜ばせることこそ幸せだと教えられてきました。

そして
心を喜ばせるために、
外界に向けて
欲望に従い
行動していくことも学びます。

この行為は、
さらに心を波立たせます。

相対的世界において、
喜びを追い求める時には、
必ず苦も生じてしまうのです。

余談ですが、
パタンジャリ大師の名前の由来には
いくつかの逸話があります。

名前は、
パタ(落ちてきたもの)

アンジャリ(手のひらを上に向けて両手を差し出すポーズ)
を合わせた名前です。

これは
太陽神に息子を授かる祈りを捧げる母の腕に下りてきたという話や、
聖仙が鷲を使って空から連れてきた赤ちゃんを受け止めたという話まで
バリエーションが
いくつかあります。

いずれにしても、
生まれてくる前に
ヨーガを体系化して書に残すという大役を取り決めて、
天から下りてきたことは
間違いありません。

続きます。

光の魂たち 山岳編序章 人の御魂を磨く聖なる山々
森井 啓二
きれい・ねっと
2022-04-22


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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