何もしない「余白時間」を意識的に確保する重要性

内科医

おはようございます。

昔ならば毎日当たり前のように存在していた「ゆとり時間」「余白時間」が、スマホなどのデバイスにどんどん侵食されています。

LINEやSNSを四六時中せわしなく触っている方がいますが、通知がくるたびにスマホに意識が分散することは大きな問題であり、ゆとりや集中力の欠如につながっていると思います。

アイデアや新しい気付きというのは余白時間から生まれることが多く、多忙の中にもほんのちょっとのゆとり時間を持つ工夫をしたいものです。

何もしない「余白時間」を意識的に確保する重要性

本日の記事の要点は以下の通りです。

1. 何もしない「余白時間」を意識的に確保することが重要な時代

2. せわしなくスマホを触っている人にはゆとりが足りない

3. 散歩と読書、メモ書きがオススメ

以下詳細を見ていきます。

 

1. 何もしない「余白時間」を意識的に確保することが重要な時代

スマホの万能性が我々の「余白時間」を奪っており、暇な時間ができたとしても何もしていない時間というのは意外に少ないことに気が付きます。

5分でも時間があればTwitterやInstagramなどのSNSを眺めたり、Youtubeで動画を見たりできるからです。

これらの娯楽は報酬系に作用するドーパミンを脳内で分泌させ、快楽を伴うため中毒性が高く、「気がついたらやっている」という状態に陥りやすいのです。

昔は電車に乗ってぼーっと外の景色を眺めたりしている人もよく見かけましたが、今ではほとんどの人がスマホの小さなスクリーンに夢中になっています。

余白時間は意識しなければ生み出せない時代が到来したと言えるでしょう。

 

2. せわしなくスマホを触っている人にはゆとりが足りない

私はお出かけした時によく周囲の人を観察するのですが、せわしなくスマホを触っている人にはゆとりが足りない気がします。

私はLINEやSNSの通知は全てオフにしていますが、世の中には通知がくるたびにスマホに気を取られている方が数多くいらっしゃいます。

別の何かに集中していたとしても、その途中でLINEの通知が来るたびに集中していた意識が途切れてしまいます。

仮にその通知の内容が重要ではなく返信などのアクションを起こさなかったとしても、通知によって意識が途切れること自体が問題なのです。

四六時中通知が鳴り止まない生活をしていると、常に何かをしていないと気が済まない、落ち着きのない人が増える気がしています。

 

3. 散歩と読書、メモ書きがオススメ

我々にできる対策としては、自らの意思で「余白時間」「ゆとり時間」を作ることです。

丸一日何も予定のない日に、朝から晩までNetflixをbinge-watching(一気観)して喜んでいる場合ではありません。

時には「余白時間をあるがままに楽しむ」ゆとりを持った方がよいでしょう。

アイデアや想像力というのは若干のゆとりがあって始めて生まれると言われており、毎日タイトでゆとりのない生活ばかり続けているといつまでたっても同じ生活の繰り返しになってしまいます。

 

余白時間にただボーッとして空想に耽るのもよいですが、じっとしているのが苦痛という方には、

・散歩

・読書

・メモ書き

などがオススメです。

散歩などの苦しくない程度のリズム運動はアイデアや気付きを得るために有効ですし、ビジネス書だけでなくたまには小説を読んで物語の世界に耽るのも素晴らしい体験になります。

メモ書きで自分の思考を言語化することで、普段自分が考えていることがよく整理され、普段意識していなかったような新たな気付きに出会うこともあるでしょう。

皆さんも毎日お忙しいと思いますが、その中に「ほんのちょっとのゆとり時間」を作る工夫をしてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

昔ならば毎日当たり前のように存在していた「ゆとり時間」「余白時間」がスマホなどのデバイスにどんどん侵食されています。

アイデアや新しい気付きというのは余白時間から生まれることが多く、多忙の中にもほんのちょっとのゆとり時間を持つ工夫をしたいものです。

 

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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