おはようございます。
3月8日に、主要な証券会社が一斉に「クレカ積立を月10万円に拡大する」発表を行いました。
これで、新NISAの「つみたて投資枠」の年間120万円(毎月10万円)に関しては「クレカ積立に一本化」できることになります。
会社によっては、5万円を超える分に関してはポイント還元率が下がるパターンもありますが、それでもクレカ積立の枠を拡大してくれたことには感謝しかありません。
SBI証券のポイント還元率が発表されたことを受け、本日はSBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券のクレカ積立の状況を整理してみます。
投資信託のクレカ積立月10万円へ。SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、どこの証券会社がお得?
楽天証券:ポイント還元率そのままで月10万円にアップ!楽天キャッシュも併用で月15万円まで利用可
月10万円目指すなら「ゴールドカード」を検討しよう
はじめに「楽天証券」です。
楽天証券は、
1) クレカ積立の上限が月10万円へ拡大
2) ポイント還元率は変わらず
→通常カードが0.5%、ゴールドカードが0.75%、プレミアムカードが1.0%
となりました。
クレジットカードの年会費とクレカ積立のポイント還元率を両方考慮した時、どのカードが最もお得になるかを分かりやすくまとめたポストがあったので共有します。
3月10日から楽天カードで月に10万円の積立設定が可能になります。そうなると表のような逆転現象が起こるので、楽天ゴールドカードが一番人気になるかも。
■月5万円なら楽天カードが一番お得
■月10万円なら楽天ゴールドカードが一番お得公式からのお知らせ▽https://t.co/qxnzBOz2vH… pic.twitter.com/KejGTD2XcE
— おにまるちゃんねる 春猫と二人暮らし🐈 (@onimaru718) March 8, 2024
結論から言うと、
・従来とおり月5万円積立なら「通常カード」でOK
・月10万円積立を目指すなら「ゴールドカード」もおすすめ
・プレミアムカードは11,000円という年会費がネックになり、お得度が低い
となります。
楽天キャッシュ積立も併用可。オトクなキャンペーンにもエントリーを
楽天証券では、「クレカ積立10万円引上げ記念キャンペーン」を開催しており、3月8日〜4月30日までに楽天ゴールドカードもしくは楽天プレミアムカードを作成した人がエントリーできます。
最大で10万ポイントが当たるということなので、有料カードを作る予定の人はぜひエントリーしておきましょう!
また、楽天証券は楽天カード以外に「楽天キャッシュでの投信積立」も月5万円まで可能なので、合計で月15万円まで利用できることになります。
楽天キャッシュのポイント還元率は通常カードと同じ0.5%ですが、全部利用したらすごいことになりますね!
SBI証券:月10万円へアップしたが、ポイント還元は大幅改悪
SBI証券のポイント還元率は以下のとおりになりました。
2024年10月までは従来通りなので特にプラチナプリファードはめちゃくちゃお得ですが、11月からは大幅改悪となってしまいました。
具体的には以下の表のとおりです。
SBI証券 スマートフォンサイト|―口座開設ページ:ネット証券最大手の証券会社。オンライントレードでの投資をしっかりサポート―
複雑すぎてパッと見ただけでは何がなんだかさっぱり分かりません。
要点をまとめますと、
1) 年間カード利用額が少ないとポイント還元率が低下していく
2) 年間カード利用額に投信積立の利用分は含まれない
3) ゴールドや通常カードの場合、年間10万円未満の利用だとポイント還元は0%
4) プラチナプリファードは年間300万円以上利用しないと厳しい
5) 年間100万円以上利用するなら「ゴールド」がよい
となります。
年間カード利用額が少ないとポイント還元が低下するうえ、利用額に投信積立の分は含まれないというのは他社と比べてもかなり厳しい条件です。
三井住友カードをレギュラーカードとして頻用している人なら、年間100万円利用で10000ポイントがもらえ、年会費も無料になる「ゴールド」がよいでしょう。
少なくとも、クレカ積立を目的にSBI証券を選ぶ理由は無くなりましたね。
マネックス証券:月10万円にアップするが、5万円を超える部分はポイント還元率が低下
マネックス証券からは以下の発表がありました。
マネックス証券は、
1) クレカ積立の上限が月10万円へアップ
2) 5万円を超える部分はポイント還元率が順次低下
→5万円〜7万円は0.6%、7万円〜10万円は0.2%
となりました。
マネックス証券は、「通常カードでポイント還元率が1.1%」というのが他社と比べて優位な点でしたが、5万円を超える部分に関しては残念ながら還元率ダウンとなりました。
細かく計算してみると、
・毎月7万円を積み立てた場合 → 670ポイントなので約0.95%還元
・毎月10万円を積み立てた場合 → 730ポイントなので0.73%還元
となります。
マネックスカードの魅力は「通常カードでもポイント還元率が1.1%」という点にありましたが、そのメリットは残念ながら薄れてしまいましたね。
auカブコム証券:月10万円へアップし、au PAYカード決済で常に1%還元は優秀
弊ブログではあまり取り上げることがない「auカブコム証券」ですが、クレカ積立のポイント還元率はめちゃくちゃ優秀なので紹介します。
auカブコム証券の特徴は、
1) クレカ積立の上限を10万円に引き上げ、還元率は1.0%のまま
2) 貯まるのはPontaポイントで、「1円=1ポイント」で投資信託の買付に利用可能
です。
au PAY カード決済による投資信託の積立 | auカブコム証券 | ネット証券 (株・信用取引・FX・投資信託・NISA・先物オプション)
Pontaポイントを使ってポイント投資ができますので、ポイントの使い道に困るということはありませんね。
他社のポイント還元率が全体的に低下したことにより、「通常カードで月10万円までポイント1.0%還元」というauカブコム証券の優秀さが際立つ形になりました。
まとめ
楽天証券、SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券の4社のクレカ積立の状況について解説しました。
ポイント還元はあくまで「おまけ」ですので、いつ改悪されてもおかしくないことは理解したうえで、口座選びの参考になれば嬉しいです。
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