全身化学療法不応、不耐の胆道がんへの動注化学療法

外科医

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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

今日は、大雨です
ここ最近の、大雨、うんざりします

特に、福岡県の久留米市は
氾濫することもあるので、大変です
気候の変化に、これまでの治水が対応できていないという事なのでしょうか?

私は、雨、好きな方なのですが、
このどか降りは、嫌いです・・・

さて、今日は、胆道がんのお話

胆道がんとは、
胆管がん、胆のうがん、肝内胆管がん、十二指腸乳頭部がんなどの総称です

膵がんと並ぶ現代の難治がんの一つです
年間2万人を超える方が診断を受けていて、
徐々に増加しています

この胆道がんの問題点は、
効果を示す抗がん剤が少ない事です

ゲムシタビン、シスプラチン、TS-1というのが基本的に
使える抗がん剤です

癌パネル検査でうまく合えば、
ペミガチニブ(ペマジール)という薬剤を使う事ができます

最近の、臨床試験で、
癌に対する免疫を活性化させる免疫チェックポイント阻害剤の
デュルバルマブという薬剤が、胆道がんで効果を示し、
今後、治療選択肢になる可能性が高いです

岩本内科では、このような胆道がんにも、
全身の抗がん剤治療が不応の場合には、
動注化学療法
を行います

胆道がんへの、動注化学療法は、
アメリカの動注化学療法の権威のNancy Kemeny氏も
行っています

本日ご紹介のこの患者さまも
胆道がんでご闘病の患者さま

九州他県からのご来院です

手術をされた後の再発で、
全身の抗がん剤も効かなくなったのと、
抗がん剤の影響で、
骨髄が弱り、白血球などが減りやすくなり
十分な量の抗がん剤治療が続けられなくなってしまい、前医では治療不能

岩本内科へご来院されました

肝臓内への転移がある状態
肝動脈からの造影CTを行うと

スライド2

思った以上に、癌の血流も豊富で、
抗がん剤がしっかりと分布しそうです

カテーテル留置を行い、
肝動注化学療法
を開始します

スライド4

全身の抗がん剤と比べると
少ない量で投与しますので、
骨髄への影響は少なく、治療を継続できています

動注療法の可能性を突き詰めていきます

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記

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