手術が上手いというより、
術後管理が上手いプロフェッサーだった。
僕が医者になって初めての胸部外科の教授は、
失礼な発言かもだが、、、手術の後のプロだった。
治療を受ける患者からすると、何のために治療するかって?
そりゃあ、治すため、生きていくため、暮らしていくため。
手術は上手いに越したことがないが、
メッチャ丁寧で時間のかかる手術より、
術後の管理によるリカバリーで、
患者の人生が大きく改善するのなら、
もちろんその方が良いだろう。
ちょっと、ついでに考えてみて欲しい。
メインの治療がどんなに素敵でも、
伴走する術後管理のような体制に、
なぜ人は、注目できないんだろう、、、、
なぜ人は、それを優先できないんだろう、、、、
その伴走で、人生が大きく変わるはずなのに。
整形の手術や、消化器外科の手術や、
腫瘍内科の化学療法なんかよりも、
リハビリや緩和やザイタクに、
夢を見てもいいんじゃないか、、、、
命を預けたって良いんじゃないか、、、
どんなにもメイン治療が素晴らしくたって、
サヨナラからでは、始まらない。
リハビリや緩和やザイタクにだって、
ずいぶんと優秀な心優しい仲間が増えている。
そこには、希望の光がある。信じて欲しい。
今日は雨。
ラジオから聴こえてきたこの曲が胸に痛かった。
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