2022年7月20日
「山は、生命たちの“協奏”の社(やしろ) ーーー
水は地を透き通り、清廉とした空気、そして陽(ひ)と影は、木々を元より(=根っこより)育(はぐく)んでゆく。
さらには花々を咲き誇らせ、動物、虫たちとの共存のさなかに、豊かなる“実り”をもたらすのだ。
こうして山とは、“今”その瞬間(とき)をありのままに示し、そしてまた、明くる(=次なる)季節をひたすらに目指し、山全体にて生命の荘厳なる姿を顕現する。
山より生み出されるすべての生命は、やがては皆、山へ還(かえ)る。
生命の元来の“循環”とは、実に簡素にして、そして実に、深淵なり。
今や、かつて(古来)の先人の暮らしとはまるで歩(ほ)を同じくせぬほどに、物事の移り変わりの速さと相まって、人々は彷徨(さまよ)い、日ごと生じる戸惑いさえ拭(ぬぐ)うことさえ容易(たやす)からず。
大きな括り(=宇宙の摂理・生命の循環)のなかに、人間もまた、じっくりと時代(とき)をかけ生命を紡ぎ続けていることを、けして忘れてはならぬ。
山のその姿に、人々は今、何を想うか。
不動の様相か、はたまた四季の変わりとともに移ろいゆく姿だろうか。
かつての人々は、山を仰ぎ見、山の姿(存在)を間近にすることで、神への畏怖(いふ)と、そして人間という生命の神秘と逞(たくま)しさ、それと同時に、か弱(よわ)さを、季節の折々と人生の節目に、深く感じ入ったことだろう。
絶妙なる山に息づく生命の協奏は、時代を経てなお、いいや、今こそ、地球総じての在(あ)り方と、人類の歩むべき姿を示しているのではないだろうか。」
以上
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Source: 神々からのメッセージ
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