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寝るのが勿体ない。

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乳がん治療中、「眠れない」と、母にボソッと呟いたことがある「そのうち一生寝られるって」――母の応えに絶句した冗談にもならないがん患者に...娘に...よくそんなことが言えたものだ乳がん告知を受けた日から、眠れなくなった最初は、“がん”という衝撃食べられず、何も手につかず、2週間落ち込んだ深い眠りを取り戻せないまま、検査、手術へと移行する2週間の入院中、一度も熟睡することなく退院自分が使い慣れたベッドと枕は心地が好かったが、“がん”という病が引き起こす、大きく真っ暗な闇と再発の恐怖に、夜は涙ばかり流れてきたそしてそこに、ホルモン治療の副作用が加わる身体はつらいが、眠れない心がしんどければしんどいほど、眠りから遠ざかるこのまま眠ってしまったら、朝は来ないような気がした眠れないつらさはあったものの、眠るのも怖かった人間、質のよい眠りは必要だそれががんなら尚のことなぜなら睡眠は、免疫力を上げてくれるからが、がんになって、命に限りがあると実感して、「眠るのが勿体ない」そう思うようになった淋しい夜孤独な深夜カーテンの隙間から外を眺めて、どこかに灯りはないか見渡すそんなとき、窓の灯りをみつけると、「ああ、あそこの家の人もまだ起きている」と、なんだか嬉しくなったっけ  今日の空  ちょっと複雑な雲  この淡い青が、なんとも好きであるさ、今夜は少し早めにベッドに入ろうか――   1日1回、応援のクリ

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