神の詩 第五章十三節 1

その他
sarvakarmāṇi manasā saṃnyasyāste sukhaṃ vaśī
navadvāre pure dehī naiva kurvan na kārayan 5.13

「自我を支配した魂(個我)は、すべての行動を心で放棄して、九門の城(人体)に安住し、自分で行動することも、他人に行動させることもない。(13)」

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この節では、
どうしたら心が行動から離れたまま、
肉体を持ちながら
自由自在に活動できるのかを示しています。

自我を支配した魂とは、
自分自身が真我そのものであることを見出した状態です。

この状態に至った時に、
行動や行為者、
行動の成果についての真相が
理解できることになります。

ヨーガでは、
人間の肉体を
「九つの門がある城」
と表現することがあります。

目二つ、
耳二つ、
鼻の孔二つ、
口一つ、
生殖孔一つ、
肛門一つ
の合計九つです。

一般的な人は、
この門に適切な門番を置かずに、
どんな波動でも
無分別に入れてしまいます。

そうすれば
城の中は荒れてしまいます。

現代では、
城そのものを大切にするあまり、
その中に住む城主(魂)のことを忘れているかのようです。

普通の城には多くの門があります。
これは
魂を清浄に保つための結界の役割を持つ門です。

肉体という城の門を、
神聖なものだけのために開けておくことが、
城内を清く保つ秘けつです。

続きます。

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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