精解 神の詩 第六章四十節 5

その他
神の詩 第六章四十節 1

スリー・バガヴァーンは言った。

「プリターの子よ、真理を求めて、善行を積んだ人々は、この世でも来世でも、破滅することはない。友よ、善を行う者が悲惨な所(地獄)に落ちない。(40)」

IMG_8456

続きです。

このように、
ケイシーはとても多くの例で、
過去世で携わっていた仕事が、
今生でも興味を持ち続けて役に立っている事実を示しています。

特定の国や言語、文化、特技などに興味が強い場合には、
過去世で馴染み親しんできた記憶が潜在意識にあるからでしょう。

それらに思い入れが強ければ強いほど、
今生で強い親近感となって表れてきます。

インドのある村に生まれた女の子が、
幼少の頃に
突然遠く離れた所にある村に行きたい
と言い出しました。

その思いは日を追うごとに強烈になり、
やがて食事ものどを通らなくなり、
少女はどんどん衰弱していきました。

少女を診た医師は、
少女をその村に連れていくよう両親に勧めました。

少女が行きたかった村の入り口に到着すると、
驚くべきことに
少女はその村のすべてを知っていて、
そこで
初めて出会った人たちの名前まで知っていました。

少女は、
ある家にまっすぐに向かい、
その家の主人のことを
自分の兄だと言いました。

そして、
そのことを証明するかのように、
自分の兄だという家の主人のプライベートなことや家の内部の様子などを
すべて言い当てました。

少女は家の中に入ると、
ある土壁の前に立ち、
ここを壊すと金の装飾具が出てくる
と言いました。

家の主人が半信半疑で壁を壊すと、
少女の言う通りの金製品が出てきました。

少女は
前世において、
この壁の中に大きな財産を隠したのに、
それを兄に伝えられずに死んだことが
とても無念であったそうです。

今生での仕事、興味、日常生活での心得、人間関係などを通して心に刻んだ潜在的印象「ヴァーサナー」は、
すべて
死を超えて転生を通して持ち越していくものです。

なお、
この持ち越したヴァーサナーは
次の生において必ず発現するわけではなく、
真我が最適な条件を判断して、
適切な生において発現することが
パタンジャリ大師によって明らかにされています。

「これらのうちで、結実のための好条件が調ったヴァーサナーだけが、特定の生において発現する」(ヨーガ・スートラ第四章8)

エドガー・ケイシーは
リーディングの中で、
個人の魂が経験したすべての記録はアカシックレコードとして残されており、
その記録から
魂の状態を
「ライフシール」
という象徴画として表出することが出来ると述べています。

魂の全記録を書物に喩えると、
ライフシールは
その書物の表紙のようなもの。

ライフシールには、
魂の歴史も特性もすべてが含まれていて、
今後努力すべき点や過去世での問題点なども明らかとなり、
今生での使命の道標にもなるようです。

死を超えて魂が最も強く持ち越せるエネルギー印象は、
神への信愛とヨーガ(瞑想)による成果になります。

なぜならそれは、
意識の深い領域に
良い潜在的印象として刻まれていくからです。

「シッディは、過去世に実施された修行、あるいは薬草、マントラ、心の不純物を取り除く厳格な修行、サマーディによってもたらされる」(ヨーガ・スートラ第四章1)

四十一節は、

「ヨーガの修行から脱落した者は、敬虔な人たちの世界に行き、長い間そこで暮らした後、徳の高い裕福な人々の家庭に再び生れる。(41)」

追いつかない人が増えてきたので
ここでいったん休憩にしましょうか。

光の魂たち 山岳編序章 人の御魂を磨く聖なる山々
森井 啓二
きれい・ねっと
2022-04-22


君が代から神が代へ 下巻
森井 啓二
きれい・ねっと
2018-12-18


光の魂たち 動物編 人の霊性進化を助ける動物たち
森井 啓二
きれい・ねっと
2018-04-22


今日もありがとうございます。
ブログランキング参加しています。
応援クリックお願いします。


人気ブログランキング

Source: ひかたま(光の魂たち)

コメント

タイトルとURLをコピーしました