≪私の記録 119≫ 整骨院の先生の死

    2008年2月20日(水)

きのう、整骨院の先生が亡くなった...

ご近所の、
いつもお世話になっている整骨院

母も何度も治療してもらったことがある

「今、うちの庭で
 大勢で焼き肉やっているんですけど、
 よかったら来ませんか?」

と、
先生自ら家に来てお誘いをいただいたこともある

死因は、“消化管出血”

どこの部位のがんだったのだろう...

どうりでおかしいと思った

それはきのう、
整骨院の玄関のカーテンが閉じていたから

窓のブラインドも下りたままだった

「休みなのかな?」と思ったけれど、
休診を告知する貼り紙もない

明らかに診療をしている雰囲気がないのに、
駐車場には3台も車が停まっていた

腱鞘炎で整骨院にかかったとき、
腱鞘炎は乳がんと同じ左なので
一応、乳がんのことを話した

そのとき、
「僕もいつどうなるかわからないんですよ」
とは言っていた

確かに色白の先生の手は、
黒ずんでいたけれど...

いつも温かかった、
ふんわりとやわらかな手は
冷たかったけれど...

少しぽっちゃりしていた体型も、
ほっそりとはしていたけれど...

それでも本人も、
まさかこんなに早く...とは
思っていなかったはず

もちろん、私もだ

「なるべく子どもと一緒にいてあげたい」

「子どもにいくら残せるだろう...」

そんな話を聞いていただけに、つらい...

離婚をした奥さんにも、
病気のことは云っていなかったらしい

病気のことを知っているのは、
両親とお姉さんだけだとも云っていた

別れた奥さんが引き取った子どもたちも、
毎日のように
治療室の階上の住宅に来ていた

...ということは、
奥さん、実は病気のことを知っていて、
子どもたちを毎日先生のところに
遊びに行かせていたような気がする

そういえば数日前、
「なんか具合悪いんですよね~」と
云っていた先生

実は1月の末から、
なんだかとっても治療に行きたくなくて
通院をやめてしまったいた

もしかしたら私の中で
なにか感じていたのだろうか...

私より2つ年下の先生

まだ若くて、子どももいて...

なんか切ない

とっても切ない...

でも結局、私は他人の痛みや
苦しみがわからない人間だと思う

自分勝手な人間だと思う

こんな人間は、
世の中から必要とはされていない

むしろ不必要だ

生きていても
きっとまともな人生は送れない

いいことなんてないんだ...

 
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Source: りかこの乳がん体験記

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