おはようございます。
QQQはナスダック100指数に連動するETFです。
今をときめくNASDAQ上場企業のうち、時価総額上位100社への投資が可能です。
QQQの中核をなすのは「大型・グロース・テクノロジー銘柄」ですね。
後述しますが、リーマンショック後の株価の伸びはVTIやVTの比ではありません。
「すごい!」と思っていたVTIやVTが霞んで見えるほどのキレイな右肩上がりを示しています。
当然、リーマンショックの時に先見の明を持って果敢に買い向かうことができた人は今頃大きな利益を得ていることになります。
【QQQ】NASDAQ上場企業に投資する超優良・大型ETF
米ドルを仕込んで投資する醍醐味の一つが、日本円での投資と比較して商品選択の幅が大きく広がることにあります。
今でこそ、大和証券のiFreeNEXT NASDAQ100インデックスでNASDAQ市場へアプローチすることが可能ですが、2018年8月にこの商品が登場するまではアプローチ不可能でした。
しかも、このiFreeNEXT NASDAQ100は信託報酬が0.486%と割高であり、ファンド純資産総額も6.5億円と全く売れていない状況です。
NASDAQ100に投資するならば本家QQQに圧倒的な優位性があります。
QQQの構成銘柄・セクター比率は?
以下がQQQの構成銘柄トップ25です。
アップル、アマゾン、マイクロソフト、Google(アルファベット)、フェイスブックのFAAMGで45%程度を占めます。
QQQに投資をすることは、半分近くをFAAMGに投資するに等しいことは知っておくべきでしょう。
次にセクター比率です。
テクノロジー銘柄が55%と圧倒的ですね。
QQQはテクノロジー関連のセクターETFのような位置づけで考えた方がよさそうです。
セクターには栄枯盛衰がありますから、今のようにテクノロジー全盛期が続けばハイパフォーマンスが期待できますが、テクノロジー関連の勢いに陰りが見えた時には暴落が避けられないでしょう。
米国IT大手がこれからも米国経済を牽引し続けるシナリオを信じられるかどうか、そこが投資判断の分かれ目です。
QQQの魅力はボラティリティの高さにあり
QQQの魅力はボラティリティの高さにあります。
ETFというのは良くも悪くも株式の集合体ですから、個別株と比較して値動きが抑えられます。
大きく損をする可能性が低いかわりに、短期で大きな値上がり益を得ることも困難です。
その中で、QQQは値動きの大きさが非常に魅力的ですね。
QQQを構成する企業の多くが、分配金をあまり出さないことによって自社の急速な成長を実現しているわけです。
逆に言えば、暴落時には配当金により下支えがありませんからその辺りを承知のうえで購入する必要があります。
私のQQQの投資歴は?
QQQは、私自身はただの思いつきで2017年3月に購入しましたが、その時点の購入株価が130ドルです。
以下はQQQ(青線)、VTI(赤線)、VT(緑線)の2年チャートです。
QQQ Interactive Stock Chart | PowerShares QQQ ETF Stock – Yahoo Finance から引用
今が175ドルですので、2年間で30%伸びたのですね。
購入した当初も「随分高いなぁ」と思いながら、今後の勉強のために少しだけ買ったのですが、後からみればさほど悪いタイミングでもなかったように見える・・・
これが株式投資の面白さです。
あまり欲をかかずにエイっと買った株が意外に上がったり、熟考の末に「今だ!」と確信を持って買った株が下がったり、こんなことは日常茶飯事ですね。
それでもある程度うまく行っているのがETF投資のすごい所で、長期でほぼ確実に成長が見込めるものだけに投資することの重要性です。
脱線ですが、自分には投資の特別な才能がないことを知るのは早ければ早い方がよい気がします。
投資初期のミスは後から取り返しが効きますが、後半になってのミスは致命的になりうるからです。
QQQは暴れ馬的な性格のETFです
QQQは、私が保有している他のETFよりも暴落局面ではより大きく値を下げます。
株価の調整が一時的なもので、その後すぐに株価が回復基調になりますと、あっという間に回復してしまいます。
この値動きの大きさが見ていて面白いです。
一方、株価が長期に渡って低迷し続けますと、「これでもか!」というくらいボコボコにされる可能性もあるため注意しましょう。
配当による下支えもありませんので、下落相場では心理的にもきついですね。
QQQの構成銘柄は魅力的なので暴落局面で拾うのはアリ
暴れ馬とはいえ、QQQの構成銘柄を見ると、今をときめくNasdaq市場の有名大型銘柄ばかりですので魅力的なのは間違いありません。
暴落局面で指値で拾えたら面白いですね。
QQQのような銘柄を購入する時は欲張りすぎない方がうまくいく気がします。
「低めの指値が刺さればラッキー」
「仮に購入できなかったら縁がなかったということでそれまで」
くらいのスタンスで臨むことにしています。
一方、VT、VTIのような銘柄はあまり深く考えずに余剰資金ができたらその都度積立投資するようにしています。
まとめ
QQQは非常に面白いETFです。
ティッカーシンボルもシンプルでかっこいいですし、買う時のワクワク感が他のETFよりも高いです。
2〜3年前に500株くらい買っておけば今頃ウハウハだったのでしょうが、「たら」「れば」論はやめることにします。
【SBI証券】
外国株投資ならばSBI証券をおすすめしています。
住信SBIネット銀行の為替コストが安いこと、ETF積立に対応していることが理由です。
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ポートフォリオの土台部分として、とりあえずVTを多めに保有しておく手法は私としてはおすすめです。その上で、米国株重視ならばVTIを、新興国重視ならばVWOを多めにトッピングするなど独自性を出していけばよいのではないでしょうか。
今現在、VTの価格は75ドル前後ですが、2030年頃にはVTが70ドルで購入できた時代があったのか!と言われることを夢見て投資しています。
リーマンショックの時は30ドルを割ったわけですからありえないことではありません。
日本の個別株を保有している方は、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)を利用するのも面白いでしょう。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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