尻尾曲がりの猫たちと人の貿易の歴史

その他

今日は
猫の尻尾の話です。

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日本では
生まれつき尻尾が
ぐにっと
曲がっている猫たち
がいます。

これ、
日本では当たり前なのですが
欧米では
とても珍しいことなのです。

たしかに欧米の絵画を見ると
たくさんの猫たちが描かれていますが、
どの猫も尻尾はぴんと長いです。

次の図は
世界の尻尾曲がり猫分布図です。

英国を中心とした一番薄いピンク色は、ごくわずかに存在
中国を中心としたやや薄いピンク色は、10%程度存在
日本やフリピンのピンク色は、10~30%存在
タイ、インドネシア、マレーシアなどの東南アジアの赤色は、50%以上存在

残りの場所には、基本的にいません。
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英国やEUの一部に尻尾曲がりの猫がいるのは、
昔、貿易で猫を持ち帰ったことが考えられます。

昔の船は
積んだ食料を忍び込んだネズミたちから守るために
猫を連れていたという記録が残っています。

日本の絵画でも
江戸時代中期までは
尻尾曲がりの猫が描かれたことはありません。

おそらく
それ以降に海外から入ってきたことが推測されます。

それを裏付けるかのように
昔から貿易が行われていた場所
長崎や東京・神奈川で多く尻尾曲がりの猫が分布しています。

猫のさまざまな遺伝子の流れを追うと
昔の人の流れも浮き上がってくるのです。

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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