≪私の記録 126≫ デポ注射 17回目

    2008年4月15日(火)

デポ注射17回目と採血

デポの日は、本当にいつも晴れてくれる

雨だと余計に憂鬱になって
ますます病院に行きたくなくなるだろう

病院に行くと、
「私は乳がんなんだ」と思い知らされる

いや、すでに、
病院への道のりを歩いているときに、
“病人モード”に入っているが...

今日のデポは痛かった

“麻酔を打った場所とは違うところに
 薬が入ったのではないか...”と、
思ったほど

が、きっと麻酔なしなら、
もっともっと痛いのだろう

その代わり...と云ってはなんだが、
採血は全く痛くなかった

いくら上手な人にあたっても。
ここまで痛くないのは珍しい

針を抜くときさえ、痛くなかった

たまたま痛点を外れたのだろうか

いや、そんなことがあるのだろうか

採血のあとの出血さえ
全くなかったのだ

いつも採血の結果は
知らされていなかった

が、今回デポを受けているとき、

「次回、採血の結果の説明をする」

と、先生に云われる

病院の方針が変わったのだろうか...

確かに今まで採血をしてきて、

“なにをどこまで調べているのか”
“結果はどうなのか”

と、気にはなっていた

「まぁ、なにも云われないということは、
 “異常がない”ということなんだろうな」

と、判断するしかなかった

次回の外来予約は
ゴールデンウイークの次の週ということもあってか、
午後4時以降しか空いていなかった

夕方からの病院なんて、
出かけるのがさらに億劫になる

今なら明るいからまだいいが、
冬なら真っ暗だ

今日は医療費が下がっていた

4月から診療報酬など変わったからだろうか

去年の10月、
婦人科ですでに安くなっていたのは
なんだったのだろう...

医療費に関しては、
我々一般人には全くわからない

きのうの午前中は身体が楽だったのに、
夕方からきつくなってきた

やっぱり副作用は収まりそうにない

    2008年4月16日(水)

今日も相変わらず体調が悪い

きのう先生に、

「どうだ?
 (副作用)少し楽になったか?」

と聞かれて、

「う~ん、
 “少しよくなったかなぁ...”ぐらい」

と答えたが、
今の状況は、その言葉を撤回したい気分だ

ここ数日、
気温が上がって暖かくなってきたせいで、
余計につらいのだろうか...

いつもデポを打った日の夜は落ち込んで、
悲しくて、
虚しくて、
気持ちが不安定になるのだけど、
きのうは大丈夫だった

やっとこの状況に慣れてきたのかな

でも、デポが入っているところが
毎回毎回、痛くて嫌だ

やっと痛くなくなったと思ったら、
また次のデポだ

    2008年4月17日(木)

きのうの夜は、最高に具合が悪かった

今日は全く元気が出ない

また心、風邪ひいちゃったのかな

身体も重い

なにもする気が起きない

なにもかもが嫌になる

なにもかもが面倒になる

なにもしたくない

なにも考えたくない

横になりたい

ゆっくり休んでいたい

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Source: りかこの乳がん体験記

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