リビングウィルと向き合う覚悟

医療機関

来年、部活の役員のお仕事はできる、、、と思います。

 

 

お電話で、週末にある息子さんの部活動、

吹奏楽のコンサートの話になった。

息子さんは中学生。父の病状の変化を敏感に感じている。

彼もおそらく不安で不安でしょうがないのだろう。

学校から帰ってきても、すぐに自分のお部屋へ。

それをそばで見る母であり妻である彼女に、どの言葉も、突き刺さる。

 

この言葉は、大切な家族の大黒柱の来年について、を意味する。

 

 

 

ACPやADは、生半可なものではない。

ご本人の人生にも、奥さんの人生にも、そして、

大切なご子息の人生にも、大きな大きな意味を持つ。

 

週末の吹奏楽のコンサート。

彼にとっても、彼のご家族にとっても、

すごくすごく大切なものになるだろう。

中学校の先生も、きっと協力してくれるだろう。

 

しかし、これを伝えることもまた、残酷だ。

 

僕らの取り組む、ACPやADは、

そんなことであることも、知っておこう。

 

 

 

リビングウィルを支える医療者は、

伝えること自体が残酷であること、そして、

覚悟を持って取り組まなければならないこと、

これらを僕たちは決して忘れてはいけない。

 

電話の向こうで、病気と戦う彼のことも、

涙を流される母であり妻の彼女のことも、

二階の自分のお部屋にすぐ行くご子息のことも、

ACPやADのせいで、孤独にさせてしまってはいけない。

そして、最期まで、しっかりと支えなければいけない。

 

それから、もう一つ。

あえて付け加えて書いておく。

 

介護や病気のことだけではなく、

彼と彼のご家族の人生の話に耳を傾けよう。

 

もっともっと一所懸命に、

病じゃなく、人間に向き合おう。

こんな僕らでも、きっともっとできるはずだ。

 

 

 

今日の僕にはこの歌が救いだった。

母の相続のやり直しの事態になって、、、税理士の先生が、

税金のことじゃなく、母の介護の想い出話しを真剣に聞いてくれた。

僕は嬉しい涙だった。ありがとうございます。元気が戻ってきた。

良かったら聴いてください。

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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