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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です
昨日から、岩本内科に泊りで
発表の準備をしています
今日は、土曜日の外来です
昨日のカテーテル治療は、
私自身の技術的な成長を感じた治療でした
岩本内科では
進行がんに対してカテーテル治療を行います
抗がん剤を持続的に肝臓に流したい場合には、
まずカテーテルの埋め込み/リザーバーカテーテル留置術を行わなければなりません
この留置術にもいくつか種類があるのですが、
一番、時間がかかるのがGDAコイル法と呼ばれる方法です
簡単に説明すると、
GDAと呼ばれる動脈にカテーテルを入れて、
GDAを金属コイルと呼ばれる医療器具で固定する手技です
この方法は、一番、安定的にカテーテルを埋め込むことができるのですが、
金属コイルを使う処置はなかなか手間で時間がかかります
下の図が、肝臓の動脈の血管造影です
画像の左上斜めに走る動脈が肝臓に入る動脈です
その手前に、図の下方向に走る動脈も見えます
これがGDAと呼ばれる動脈です
GDAは胃十二指腸動脈と呼ばれる動脈です
金属コイルを使う理由は、
GDAという血管は、胃や十二指腸に血液を送る動脈です
そのほかに下の図の様なRGA、PSPDAと呼ばれる胃、十二指腸、すい臓に血液を送る動脈が
近くにあって、
これらに抗がん剤などの薬剤が流れてしまうと、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、膵炎など
不必要な合併症が起きてしまいます
ですのでこれらの動脈に薬剤が流れないように、金属コイルでこれらの動脈を塞栓、
詰めてしまいます
一般的な話では、
このGDAコイル法でのカテーテル留置には
3時間かかったとか、4時間かかったとか聞きます
私自身も2時間くらいは見込んで治療に臨むのですが、
昨日のGDAコイル法でのカテーテル留置は
1時間ちょっとで終わりました
図の矢印が、金属コイルです
今回は3本の動脈をコイルで塞栓し、肝臓だけに安全に薬剤が流れるようにしました
そんなに簡単な血管ではないなので、
無駄を省き、的確、適切に手技を終えていくことができた結果だと思います
日々、成長、日々、進歩
自信に繋がります
・・・と言いますか、自分自身で鼓舞しないと、こういう大変な治療手技に
押しつぶされてしまいます
仕上がりも完璧
薬剤の分布もベストです
時間が短いと、患者さまへの負担が格段に減ります
特に、私が向かうのは、進行がんを患う方々ですので、
出来る限り、負担少なく、治療を提供させていただきたいのです
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Source: ガンちゃん先生奮闘記
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