10月が終わる。そして、母の命日11月8日が迫っている。
この1年は本当に長く苦しかった。そして、心底悲しかった。
目の前に浮かぶのは、母の変わり果てたあの姿。
消そうとしても消せないあの映像。
どうやってもこれを乗り越えられない。
目を閉じればフラッシュバックするし、
あんまりちゃんと寝れなくなった。
必死にアレヤコレヤと喚いてみたり、
必死に音楽の力に頼り没頭してみたり、
必死に買い物してみたり、
必死にバットを振ってみたり、
必死にポールをついてみたり、
必死にザイタク医療に向き合ってみたり、
そんなどんなことをしたって、
あの映像は消せなかった。
というよりますます鮮明になってくる。
ザイタク医療に関わっていて、正直、
これほど残酷なことはない。
あの映像は、僕の関わる現場ではありえない。
僕の仕事の腕が上がるほどに、
どうしようもなく僕を苦しめる。
仕事上見た中で、一番の惨状。
介護放棄の現場を母で経験するとは、、、
母の意志とかそんな生易しい言葉で片付けられるものではない。
ほんと、そんな僕の苦しみを聞き入れてもらえない一年だった。
もう嫌だって、逃げ出して、辞めれるもんならそうしたい。
そんなフラッシュバックと戦う土曜日を過ごしていた。
こんな弱虫のタナカだが、やっぱり救ってくれるのは、
なぜだか、路地裏ノルキン部。大阪城公園を歩きたくなって、
クロスにも行きたくなって、急遽思いつきで、車を走らせた。
大阪城公園は、やっぱり、良いなあ。
おじいちゃんがお孫さんとキャッチボールをしていた。
こんな普通のことが普通にならないことがある。
どこかで間違えたんだろうなあ。
もう一度自分自身の逝き方を
ちゃんと見つめ直そうと思った。
今日はダメです。おやすみなさい。
今日はこの曲です。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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