順番が逆?!というか、ゆっくりでも一緒?!

医療機関

先日、『非開始と中止』の話を書いた。

まだまだ勉強中だ。

しつこく継続していこう。

 

前回と違うパターンを考えてみる。

 

前回は、その時が急にやってきて、

気がついたら、いろいろな管が体に入っていた。

『非開始と中止』に関する判断が求められる。

 

今度は、ゆっくりパターンだ。

 

パーキンソン病でレビー小体のある母で、

ゆっくりのんびり考えてみる。

 

年齢も80そこそこになってきて、

パーキンソン病発症から、10年近く過ぎた。

ムセも多くなってきた。

内服で調整はするものの、

パーキンソン病のOFFの時間も増えている。

 

かかりつけ病院の先生からは、

経口摂取が困難になった時、

どうするか、考えておいてくださいね。

と言われた。

 

母は、ワタシは全然食べれます。

お饅頭が大好きです。

病気は悪くはなってませーん。

と話している。

 

介護保険も、要支援のままだ。

 

ある日、父親がいつものように、

呑んだくれて、

日曜日お昼頃起き出してきた。

 

お饅頭を朝に食べた母が、

咳が続いていた。

 

明日まで、風邪薬で、様子を見ると言う母。

 

月曜日は、もう朝から、

起きるのもしんどくなり、

起きてこない。

 

父は仕事がある。

なんかあれば病院にいけよと言って仕事へ。

 

夕方父親の帰宅。

身動きができず、気を失っている母。

 

父はあわてて、救急車を呼ぶ。

入院になるが、重症肺炎であると告げられる。

 

治すには人工呼吸器が必要です。

どうされますか?

 

父と母はそんな時の話はしてこなかった。

その話をする息子の話は右から左。

ワタシ達夫婦は永遠に死にませーん、

なんて言ってる始末だった。

 

先程の先生のご質問には、

先生、おまかせします、と答える父。

 

人工呼吸器が始まった。

 

父親は、息子二人の世話には絶対にならんと、

昔から、豪語してるから、連絡が来たのは、

病院の連携室のソーシャルワーカーさんから。

 

お母様が肺炎で入院中です。

現在人工呼吸器がついていますが、

気管切開が必要です。

経口摂取も再開困難で、

胃瘻造設予定です。

お父様は、療養病院への転院を、

希望されておられますので、

この方針で進みますが、

お父様も申し上げにくいのですが、

少し話が噛み合わないことが多いので、

念の為、ご長男様がお医者様だと聞きましたので、

お電話させていただきました。

 

まさに開けてビックリ?!玉手箱。

いや、もしかすると、予想通りの玉手箱?!

 

 

こんな未来予想図があります。

さて、どうしたもんでしょう?!

 

1.母が言っていた『死ぬのはお家で』となると、療養病院への転院ではなく、在宅退院?

2.その際には、管はぜーんぶ抜く?抜かない?

3.父親の治療方針が、一番!と考えて、このまま療養病院への転院?

4.、、、、、、

5.、、、、、、

 

 

あちこちに『非開始と中止』が散りばめられ、

でも、そもそもの『リビングウィル』はどこへやら?!

 

さあ、みなさんご一緒に!!!

勉強を続けましょう。

 

 

 

 

玉手箱研究会ライブ配信まで、あと35日。

ピンコロ4劇『非開始と中止』まで、あと68日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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