12月になります。
①日本ハムファイターズの近藤健介選手が、打てるようになったのは「謎のカウンセラー」
から伝授された「目の体操」効果だという記事がありました。
②大都会では、「脳に電磁波による刺激」を与えることで機能改善が図れるという機関
があるそうです。
アスペルガー症候群という言葉は、最近では「自閉症スペクトラム障害」に置き換わって
いるのですが、発達障害を改善する場合には、アスペルガー症候群の範囲でなければ
難しいことが多いようです。
たとえば、カウンセリングの中でも新しい療法といわれる「EMDR」(眼球運動による
脱感作と再処理療法)は、目の運動によってPTSDを解消するものですが、実際には
気持ちが楽になる効果はありますが、コミュニケーション改善はできません。
よくある「ひとり認知療法」にこの運動を取り入れている方も多いのですが、PTSD
などが強い状態では、脳の思考が余計にマイナスに向かってしまう場合があります。
この流れを食い止める練習をしなければ、かえって症状が悪化することも。
基本的にはごく軽い症状向きの治療法だと思います。
また、大人のうつ等については、原因がコミュニケーション能力にあることも多く、
成人後の「目の運動」はあまり関係がありません。
眼の運動が効果があることもあります。たとえば、老眼の到来を遅らせることは
十分可能ですが、毎日行うのはダイエットと同じで結構難しいです。
子供のころに試してみると(コミュニケーションが完成されていないために)効果
があると思います。くらぐれも、コンちゃんのように「打てる」ようになるとは
思わないようにね。
(私が知る限り、近藤選手はその前から打ちまくっていたように思いますが・・)
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Source: 週刊山手心理相談室
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