高校生の子供の貯金をジュニアNISAで運用すべきか?

内科医

おはようございます。 

当ブログの読者の方から高校生の子供の貯金について、以下のご質問をいただきました。

おはようございます。

初めてご質問、ご相談させていただきます。

高校生の子どものを持つ、主婦です。

子どもの貯金をどのようにしたら一番良いのかを悩んでいます。

今まで通り現金でそのまま貯金をしていった方がいいのか、 それとも積立NISAの方がいいのか、 ジュニアNISAは年齢が決められているので今からやるのは意味がないのか?

お忙しい中申し訳ありません。

お時間のあります時にアドバイスいただければ幸いです。

宜しくお願いいたします。

ご質問ありがとうございます。

子供の貯金に関しては、その最終的な目的が何かによって、現金で安全にホールドすべきか、リスクを背負って株式投資をすべきか変わってくると思います。

本日はそのあたりを考察します。 

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高校生の子供の貯金をジュニアNISAで運用すべきか?

お金の目的を明確化することが最重要

最も重要なことは、「お子さんの貯金」の目的を明確化することです。

最終目的が大学進学や在学中の学費の支払いであれば、2〜3年程度の短期で成果を出す必要があります。

2〜3年以内に確実に必要になるお金に関しては、株式などのリスク資産に絶対に投じないことです。

学費の話をされているのであれば、お子さんが高校生であることを考えますと、日本円のままキープしておくのが妥当でしょう。

「株式投資で損をして学費がまともに払えなかった」という事態だけは絶対に避けなければなりません。

 

ジュニアNISAは学費目的であれば無しです

お子さんが高校生ということですから、大学の学費目的であればジュニアNISAは無しですね。

いくらなんでも投資可能期間が短すぎます。

今現在の相場がよほど冷え込んでいるならばともかく、S&P500が史上最高値を更新したばかりという相場ですので、2〜3年以内に株価の大調整がやってくる可能性も十分にありますから、

一方で、お子さんの将来のことを考えて、投資の勉強目的に利用するというのであればアリでしょう。

ジュニアNISAの制度期間内にお子さんが20歳になる場合には、自動的にNISA口座が開設されます。

この時、一般NISAかつみたてNISAを選択することができますが、一般NISAの口座を選択した場合にはジュニアNISAの金融商品を一般NISA枠へ移動することができます。

よって、「18歳時に◯◯円が必要」という明確な目的がなく、大人になった後も含めた長期的な展望を描いているのであればNISA口座の活用はアリです。

 

お子さんが20歳になった時点でつみたてNISAを開始

もうひとつの考え方としては、ジュニアNISAは利用せずに今しばらく様子をみて、お子さんが20歳になったタイミングでつみたてNISAを開始する手もあります。

また、つみたてNISAは、当面は必要ないけれども20年後に利用するお金の預け先としては、ご質問者様やご主人も十分に利用する価値があるシステムだと思います。

お子さんは20歳にならなければ始めることができませんが、その前にご質問者様やご主人がつみたてNISAを始めておき、お子さんが20歳になった時にスムーズに導入してあげられる体制を整えるのも一手ですね。

残りの投資可能期間を考えますと、今すぐにジュニアNISAを開始するかは悩ましいところですが、お子さんが20歳になった時点でつみたてNISAを検討するのは比較的安全ではないでしょうか。

 

まとめ

お子さんが高校生の場合、子供の貯金に関しては以下の選択肢が考えられます。

1) 大学進学や在学中の学費目的の場合→そのまま現金でホールドします

2) 大人になった後のことも考え、投資の勉強をいち早く始めてほしい

 →ジュニアNISAを今すぐに開始します

3) ゆっくりと時間をかけて資産形成を進めたい

 →20歳になってからつみたてNISAを40万円/年でスタートします

 

【おすすめ本】

つみたてNISAやiDeCoに関して、ネット上の知識だけでなく、最低1冊は本を読んで勉強するようにしましょう。

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“税金ゼロ”の資産運用革命 つみたてNISA、イデコで超効率投資

 
税金がタダになる、おトクな 「つみたてNISA」「一般NISA」活用入門

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こんな記事も書いています。

ジュニアNISAが子供の金融教育のきっかけになれば素晴らしいですね。

www.churio807.com

 

ジュニアNISAはiDeCoと同様、資金拘束のリスクがあるため、基本的にはつみたてNISAを優先すべきだと考えます。

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ジュニアNISAでは配当再投資の効率がよい投資信託がおすすめです。eMAXIS Slimシリーズでよいでしょう。

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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