先生、母がトイレでコケちゃって、立てないんです。
これは流石に入院要りますよね、すぐ段取りするね。
金曜日の夜の入院は難しい。でも、ここにもちゃんと歴史がある。
病院の当直医と直接電話を繋いでいただき状態をお伝えした。
今日の当直医は研修医時代、当院で研修してくれてたこともあって、
在宅医療の現場をよく知ってくれている。
どんな状態の時、入院治療が必要で、
どんな状態なら、家で暮らし続けられるか、
ここを知ってくれている。
最近の研修医を卒業したレジデントの先生方は、本当によく勉強されている。
これは、新医師臨床研修制度の成熟のおかげだと僕は勝手に思っている。
この研修制度には、地域医療の研修時に在宅医療の現場に触れる機会がちゃんとある。
素晴らしい研修制度で学んだ彼らは、地域医療連携をちゃんと実践されている。
これからの日本の医療の未来は明るい。
彼らには釈迦に説法だが、今こそ、地域に出て欲しい。
そして、医療者とだけではなく、そこで暮らす市民さんたちと
もっともっと真剣に沢山の話を始めて欲しい。
これからの日本人の死生観に至るまで話をして欲しい。
今日夕方、転倒され、骨折が疑われ、
連絡を受けてから、入院まで、たったの1時間だった。
このコロナ禍でも、地域医療連携は健在だ。
当直医の先生を始め、急性期病院のスタッフの皆様、
本当にありがとうございます。
僕ら在宅医療は、急性期病院のおかげで成り立っている。
今日は、ドクターコトー先生が頭に浮かんだ。
良かったら聴いてください。
毎日読んでいただき感謝申し上げます。
良かったら、クリックもよろしくお願いします。
たなかホームケアクリニックYOUTUBEチャンネル登録よろしくお願いします。
The post こんなコロナ禍だって、地域医療連携は健在だ。歴史がある。 first appeared on 三田市の在宅療養支援診療所『たなかホームケアクリニック』.
Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
コメント