この数か月、特に眠りが浅い
夜中から朝方にかけて、
2回はトイレに起きる
トイレに起きるということは、
熟睡できていない証だ
明け方は、
さらに夢と現を行ったり来たり
この1週間、
朝はアラームが鳴る前に目が覚める
それは決まって12分ほど前
あと10分あれば、少しは眠れる...
いや、眠れないまでも、
ベッドの中でゆったりできる...
いやいや、10分眠ったところで、
中途半端に起こされるだけだ...
と、葛藤である
結局、
いいところで叩き起こされる不快さより、
まだ寝たいが、
自力で目覚めた瞬間を選ぶ
この“10分”が微妙な時間なのだ
そもそも乳がん告知を受けてから、
あまり眠れていない
はじめは“がん”という衝撃
“死”という恐怖と、
これからはじまる手術や治療の不安
そして未来への不透明感...
手術を受けば、痛みで眠れない
入院中は、
周囲の音が気になって眠れない
看護師さんがパタパタと歩き回る音
向かいのベッドの胃がんのおばさまが
夜中に何度もトイレに行く音
おばさまも眠れないらしく、
いつもごそごそ物音がしていたっけ
なにより、
私の隣のベッドのおばちゃんのいびきが
最大の騒音だった
午後8時からの高いびき
しかも、
ラジオを点けっぱなしで寝るものだから、
うるさくて仕方がない
そして治療がはじまれば、
今度は副作用で眠れない
そのあとも、
“がん”という不安があまりにも大きすぎて
眠れない
「眠れない」と、
母にぽつりと言ったことがある
「眠れなくたって大丈夫だ。
そのうち一生眠れるから」――
洒落にもならない
そんな母が先に逝った
今日は“上弦の月”
半分の月が夜の空に浮かんでいた
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Source: りかこの乳がん体験記
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