≪私の記録 178≫ デポ注射 25回目 ①

    2008年11月25日(火)

デポ 25回目

今日もとてもよい天気

でも寒かった

今日はデポ注射だけ

採血も検査もなし

注射だけのときは
いつも早めに診察室に呼ばれる

が、今日はかなり待たされた

待っていると、
いろいろな患者さんがやって来る

その姿を見ていると、
去年、一昨年の自分の姿と重なって、
あの頃の嫌な気持ちが甦る

心がざわついて落ち着かない

ようやく呼ばれて、
いつものように診察台で
お腹を出して横になっていると、
隣の診察室から声が聴こえてきた

どうやら
ヘルニアの手術をしたおばあちゃんと、
私の主治医の会話のようだ

『外科医は
 いろいろな手術をするんだなぁ...』

と、改めて思う

しばらくして
私がいる診察室へ先生が入ってくる

そしていきなり、
「知ってると思うけど――」と切り出す

『え? なに?』

と、少し構えていると、
先生はこう続けた

「来月休みだから、どうする?」

そう、来月のデポの日は
12月23日で祝日

病院は休みだ

「どうする?
 (デポ)24回は終わったから、
 今日でやめてもいいぞ」

...って、突然云われても...

それに私、性格的に、
決められたことは
最後まできちんとやらなければ
気が済まないタイプなんだよな...

しかもそのときちょうど、
薬を打ち込む前の麻酔を打たれていたので、
返事ができなかった

デポ注射は、“4週間毎の治療”になる

なので、4週より前には打てないらしい

...ということで、

  ○ほかの曜日にする
  (私の主治医は火曜日の午後が再来。
   なのでこの場合、
   違う先生に当たることになる)
  ○1週間延ばす
  ○さらに4週間先にする

...の、三択になる

でも先生曰く、
「1か月空けての、
 最後の1回の注射は意味がない」と...

私もその選択肢だけはなかった

先生はもうやめる方向で考えていたようで、
急遽、今日が最後のデポになった

「今日で(デポ)、終わろう」

という先生の言葉に、
最後の最後に、
ニコッと笑顔がこぼれてしまった

先生は、
「生理も戻るぞ」と云っていたが――

...ということで、早くも、
2年目の全身検査(来年の2月)と、
その後の外来の予約を取ってきた

でも3か月後の予約なんて、
あまりにも先のことすぎて
今から決められない

タモキシフェンも、
今まで処方されていた28日分から
90日分になる
(デポの間隔に合わせていたので)

日にちの把握に戸惑う...

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Source: りかこの乳がん体験記

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