2009年1月11日(日)
忘れもしない、“1月11日”――
2年前の今日、乳がんの手術を受けた日だ
手術自体は、
乳がんがわかる半年前に受けた、
子宮筋腫の摘出手術より全然楽だった
「“がん”といっても、
こんなものなのか...」
そう思った
でも退院してから、
腕の不自由さ、
腕の皮膚の感覚のなさ、痛みなど、
日に日に“がん”だということを
思い知らされた
2年が経った今、
腕や肩甲骨あたりの皮膚の感覚も
かなり戻った
身体は元に戻ろう、戻ろうと
頑張っているのだ
すぐに結果は出ない
焦ってしまうけれど、
光が見えるまでは、
長い時間がかかるのだろう
きっと、“一生リハビリ”
“一生”――
そう考えると、
ちょっとしんどいかも...
私の病院、
まだセンチネルリンパ節生検、
やっていないらしい
...というのも、
今日、屋根の雪下ろしをしていたら、
下から誰かに話しかけられた
見下ろすと、隣のお姉さんだ
「(おっぱい)部分的に取ったの?」
...と、突然の質問
『やっぱり乳がんになると、
そういう興味、持たれるのか...』
そう思っていると、
なんだか雰囲気が違う
「外科の先生(主治医)、誰?」
『先生? 名前言ったってわからないよね』
と、怪訝に思いながら
一応主治医の名前を答えてみる
それからも質問は途切れない
「リンパに転移してたの?」
「あの病院、リンパの検査(センチネル)、
やってないもんね」
...どう考えても質問の内容がおかしい
乳がんのこと、
調べていなければできない質問ばかりだ
『知り合いに乳がんになった人でもいて、
私に聞いているのだろうか...』
と、考えてみたが、
知り合いが乳がんになったとしても
そこまで突っ込んだこと、
普通は聞かないような気がする
道端に立っている隣のお姉さんと
屋根の上の私との、
ちょっと不思議な会話だった
しかも、ちょっと大声
どう考えても、
こんなところでする会話じゃない
それにしても、未だにセンチネル
やっていないなんて...
が、正直、
センチネルをやっていないことは、
少しほっとした部分があるのは否めない
だって、
私が受けたくても受けられなかった検査だから
2年前、乳がんがわかったとき、
「(この病院では)センチネルはやっていない」
と、主治医に言われた驚いた
あの時でさえ
やっていないことに驚いたのに、
2年経った今でもやっていないなんて...
医療は日進月歩だというのに
しかも、アメリカでは数年前から
当たり前にやっている
日本でも、
今ではおこなっている医療機関が
かなり増えているというのに...
たぶん、センチネルリンパ節生検が
保険適用ではないからかもしれないな
全然、患者に優しくないな
腋窩リンパ節郭清をすることで、
こんなに影響が出るのに
しかも、一生ものの不具合なのに
昨夜、
デポの副作用が軽くなったような気がした
“気がした”だけではなく、
本当に軽かったようだ
デポが切れてから(あくまでも日数上)、
今日が17日目
副作用がなくなりはじめるのには、
やはり2週間~1か月...というところだろうか
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Source: りかこの乳がん体験記
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