2009年3月14日（土）
きのうテレビで、
ロック歌手の川村カオリさんの乳がんのことを
やっていた
今まで芸能人で
乳がんになったひとが何人かいたけれど、
なんて云うか．．．
たとえば、あまり共感できなかったり．．．
もちろん、“乳がん”と云っても、
症状や治療法は人それぞれ
だから色々な考え方や意見があっても
いいのだとは思うけど．．．
でも、きのうは違った
彼女のことがとても理解できた
年齢が近いこともあるのかな．．．
「このまま再発しなかったら．．．」
「もし再発してしまったら．．．」
これだけは、誰にもわからない
「病気のことは忘れよう。
考えないようにしよう」
そう思っていても、
メディア等で目にする機会が多くて
なかなかそうもいかない
かと云って、
あえて目を背けるわけにもいかない
そこにはやはり、
“再発”という懸念があるから
テレビで乳がんのことを目にするたび
この病の怖さを思い出し、
自分が置かれた立場を再認識させられる
そしてまた時間が経てば、
病気のことを軽く考えしまう
きっと、その繰り返し
でも実際、病院へ行くと、
私なんか全然比べものにならないくらい
大変な思いをしている人たちが
たくさんいて．．．
私の主治医は
ああいうタイプのひとだから、
会って話をしても
私の乳がんなんて全然軽いものに思えてくる
実際、本当に軽いのかもしれない
でも、現実は
そんなに簡単なことではなくて．．．
“がん”って、しつこい
心にも身体にもずっと巣食っている
歳をとっていくのって、なんだか虚しい
女性ホルモンが出なくなってしまうなんて、
女性として悲しすぎる
“老いる”ことの意味を
身を以って実感してゆく．．．
2009年3月15日（日）
きのうの夕方から
少～し体調がよい
最近、本当によくなかった
とてもデポが終わったとは
思えないほどだった
更年期障害の症状を
軽減してくれるような薬を
飲んでみようかと、
密かに思いはじめているのだが．．．
どうなんだろう、
効果、あるのだろうか
．．．というより、
乳がんの治療薬で
起こっているこれらの不調
その薬の副作用を抑える薬を使うことに
少し抵抗がある
2009年3月16日（月）
きのうは
高校のときの友だち2人（男1人、女1人）と
食事会をした
私が乳がんになってから
何度か食事会をしてくれる、
いつもの仲間たちだ
が、残念ながらもう1人（男）は、
今日、ロシアに戻るということで
参加できず．．．
私が乳がんにならなかったら、
一生、集まることはなかったであろう、
高校時代の同級生
みんな
私を楽しませようとしてくれている
本当にありがたい
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Source: りかこの乳がん体験記
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