確定拠出年金で高コスト商品から低コスト商品へスイッチングする時の考え方

内科医

 

おはようございます。

弊ブログの読者から、「確定拠出年金における高コスト商品から低コスト商品へのスイッチングについて」以下のご質問をいただきました。

 

ちゅりお様 いつも楽しく拝読しています。

かれこれ5年来のファンです。長く発信を続けていただきありがとうございます。

以前にもご相談したことがあり、その際は親身なアドバイスありがとうございました。

 

今回は主人の確定拠出年金についてご相談させていただきたくご連絡しました。

入社以来約10年ほど満額で確定拠出年金を続けています。

今までは、会社の確定拠出年金に設定されている投資信託が4商品しかなく(外国株式、国内株式、外国債券、国内債券各1商品ずつ)、年率手数料が若干高かったり売却時に手数料がかかるものなどもありましたが、所得税控除のメリットを考えて続けてきました。

そして、この度ありがたいことに新しく投資信託商品のラインナップが増えました。

「たわらノーロード先進国株式」を始めとする、手数料が安く売却時もコストがかからないタイプが増えました。

新たに購入して行く分については、全て手数料の低いものに切り替えています。

 

そこで2点質問です。

1. 今まで購入してきた投資信託(主に外国株式)は売却時手数料(0.20%)が掛かってもスイッチングすべきでしょうか?

2. スイッチングする際に一度にまとめてやるのか、タイミングを何回かに分けてした方がいいのか、おすすめの方法はありますでしょうか。

他にも気をつけた方が良いことがあれば、教えていただけますと幸いです。

本業もお忙しい中、発信を続けていただき本当に感謝しています。

今後も応援しています。よろしくお願いいたします。

 

ご質問ありがとうございます。

私自身は企業型確定拠出年金(企業型DC)は利用したことがなく、個人型確定拠出年金(iDeCo)しか利用経験がありません。

そのうえで私なりに回答いたします。

 

確定拠出年金で高コスト商品から低コスト商品へスイッチングする時の考え方

結論から申し上げますと、

1 →高コスト投資信託は売却時手数料がかかったとしても低コスト商品に乗り換えたほうがよい

2 →スイッチングは一度にまとめて実施してよい

となります。

以下詳細を検討します。

 

高コスト投資信託はできるだけ早く低コスト投資信託に切り替えるべき

企業型DCはiDeCoと比較して商品ラインナップが乏しいことが多く、数少ない商品の中から消去法で選択せざるをえないことがあります。

今回のご質問でも、以前は高コストの投資信託しか選べなかったが、最近になってようやく「たわら」などの超低コスト投資信託が選べるようになったのでしょう。

 

これまでに積み立ててきた投資信託の詳細なコストが分かりませんが、外国株式インデックスファンドで信託報酬が0.3%を超えているようならすぐに切り替えたほうがよいでしょう。

売却時手数料が0.20%かかると記載がありますが、これは売却時に1度だけ発生するものです。

一方、信託報酬は保有している限り毎年確実に発生し続けるコストですので、信託報酬に0.2%以上の違いがある場合は今すぐに乗り換えるべきでしょう。

「たわら」や「eMAXIS Slim」などの超低コストインデックスファンドの信託報酬は0.1%前後ですので、高コストファンドの大半はさっさと売却すべきという結論になります。

 

スイッチングは一度にまとめて実践してよい

一般的に、確定拠出年金は売却時の利益に対して税金がかかりませんので、スイッチング自体に発生するコストはありません。

よって、確定拠出年金では通常の課税口座よりもかなり気楽に商品のスイッチングが実践できます。

これは確定拠出年金の大きなメリットです。

ただし、今回は売却時手数料が0.2%発生する商品を保有していますので、その手数料だけは売却時に発生しますね。

 

確定拠出年金のスイッチングは1日で完了するわけではなく、売却〜新商品購入までに数日を要することが多いです。

その間に、株価がどうなるのか、為替がどのように変動するかは誰にも分かりませんので完全に運任せになります。

とはいえ、よほど荒れた相場でない限りは数日程度で大きな変動があるとは考えられません。

確定拠出年金は「年金」であり、10年〜20年以上先を見据えて投資を続けることになります。

そう考えれば、チマチマと細かく分けてスイッチングをする意味はあまりなく、一気に切り替えてしまってよいと思います。

 

まとめ

外国株式インデックスファンドの信託報酬は年々低下しており、今では0.1%前後が常識になっています。

確定拠出年金で信託報酬が0.3%以上のインデックスファンドを保有している場合、完全に時代遅れですので早めにスイッチングするのがよいでしょう。

 

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iDeCoは金融機関によって手数料が大きく異なります。

この手数料は何十年にわたって支払い続けるものなのでよく考えましょう。

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確定拠出年金は売却益が非課税になるため、購入時や売却時の手数料がかからない商品であれば、基本的にノーコストでスイッチングできるのが魅力です。

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確定拠出年金では「定期預金」などの無リスク資産にも投資ができます。

投資リスクを背負いたくないけれど、老後に向けた貯蓄はしたいという方は、節税効果もあるのでぜひ利用しましょう。

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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