“希少がん”に思うこと

  “希少がん”とは――

   人口10万人あたり、
   年間6例未満の発生頻度と
   定義されている
   (およそ1万6千人に1人以下)

   ちなみに、個々のがん種によっては
   ある特定の肉腫や眼の腫瘍など
   100万人に1人レベルのものもある

   希少がんは、なんと
   200種類以上が確認されている、
   種類が多いがんでもある
   (これらを含めると
   15~22%を占めるという報告も)

これらのことから、私の乳がん――

明細胞がん(クリアセル)は、
どうなのだろう...

確かに医師に、
「学会に出してもおかしくない」と
言われた

乳がんの明細胞がんは、
乳がん全体の1~3%未満

国内外の論文でも、
『極めて稀』とされているらしく、
診断も治療方針の確立も
難しいとされている

が、単に“乳がん”として捉えれば、
罹患者数が多いがんだ

そのため、
稀な“明細胞がん”であっても
“希少がん”には分類されないらしい

標準治療が未確立ではあるが、
(情報が限られているため)
“希少がん”ではなく、
“特殊型乳がん”に
分類されることが多いようだ

  ちなみに、明細胞がんは、
  ほかの部位にもみられる

   ○腎臓・・・最も典型的な部位
           分子標的薬が有効

   ○卵巣・・・日本で比較的多い
           抗がん剤抵抗性が高い傾向

   ○子宮体部・・・2.4~3.0%程度
             予後はやや不良

乳がんがわかったとき、
主治医に、

「腎臓にたまに見られるがんなので、
 もしかしたら腎臓からおっぱいに
 飛んできたものかもしれない」

そう言われたことを思い出した

検査の結果、
腎臓から飛んできたものではなく、
おっぱいにできたがんだったのだが...

今月6月10日、
国立がん研究センターが公表した、

『希少がん 新分類法策定』

これにより、

“明確な定義ができたことで、
 実態把握や
 対策のさらなる推進が期待される”

ということなのだが...

が、私のがんに関しては、
ずっと宙に浮いたまま

標準治療が未確立のまま、
きっとこのまま研究は進まない

がん罹患者数が少なければ少ないほど
データも集まらない

莫大な研究費をかけても
患者数が少ないため
利益も生まれない

そのため、研究には誰も手をつけない

ちなみに現在、
乳がんで研究が集中しているのは、

  ○トリプルネガティブ型
  ○HER2陽性型

...らしい

が、がん研究は進んでいる

きっと、
ほかの治療法が出てくるはず――

そう期待しよう

  今日の気温も34℃

  そろそろ暑さ疲れが出てきた...

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Source: りかこの乳がん体験記

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