おはようございます。
弊ブログの読者から、「2023年末で制度終了となるジュニアNISAの利用をどうすべきか」について以下のご質問をいただきました。
はじめまして。
毎日ブログの更新を楽しみにさせていただいています。
今回、質問をさせていただきたくメールさせていただきます。
内容はジュニアNISAの今年分の利用と出口戦略についてです。
今回、ジュニアニーサが18才までは非課税で保有可能だが、18才以降は新ニーサに引き継ぎ不可能ということを踏まえて質問させてください。
ジュニアニーサの目標金額の設定はどの程度にすべきでしょうか?
また今年度分のジュニアニーサ枠が子ども一人当たり40万円ずつ残っているのですが、上二人の分は買付を行うべきか迷っているのですが、ちゅりお様ならどうしますか?
当方は8歳、6歳、2歳になる子にジュニアニーサでオルカン、S&P500、sbi Vなどの投資信託を買い付けています。
ジュニアニーサは大学進学時の教育費に使う目的です。
今現在、、、
8歳:6歳の時から3年間 合計200万円
6歳:4歳の時から3年間 合計200万円
2歳:1歳の時から2年間 合計120万円
3人とも今年度分は40万円分の買付を行いました。
ご質問ありがとうございます。
結論としては以下の通りです。
1) 投資に回せるお金に余裕がある場合→3人ともジュニアNISAを満額利用する
2) 投資に回せるお金に余裕がない場合
→2024年から新NISAが開始となり、投資上限金額が増えるので現金をとっておく
→非課税での運用期間が長く確保できる低年齢の子からジュニアNISAを利用する
以下詳細を見ていきます。
2023年のジュニアNISAはどうすべき?→お金に余裕があればフル活用、なければ新NISAに備えるのもアリ
投資に回せるお金に余裕がある場合、ジュニアNISAは満額利用してよい
生活防衛資金が十分に確保できており、投資に回せるお金が潤沢な場合は迷わず子ども3人分のジュニアNISAをフル活用しましょう。
つみたてNISAやジュニアNISAは2023年末で制度終了となりますが、2024年から始まる新NISAとは別枠なので、たとえ1年だけでも使っておいたほうが得だからです。
ただし、次に述べるように、2024年から始まる新NISAでは非課税で投資できる枠が大幅に増えますので、よほど手持ち資金に余裕がなければ新NISA開始に向けて現金をとっておくのもよいでしょう。
いずれにせよ、ジュニアNISAだけで教育資金のすべてを賄うのは困難であり、ジュニアNISAにこだわらず他の投資も含めて検討したほうがよいでしょう。
2024年開始の新NISAに備えて現金余力は残しておきたい
2024年から始まる新NISAでは、生涯投資枠が1800万円(つみたて投資枠 600万円+成長投資枠 1200万円)へ大幅に増えます。
年間の上限投資枠もつみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円、合計360万円まで増えるので使い勝手が良くなります。
新NISAは夫婦2名分使えますので、年間で最大720万円分活用できるわけですが、大半の家庭でそこまで多額の投資はできないでしょう。
となりますと、新NISA開始に向けて現金余力を残しておき、新NISAで積み立てた分の一部で大学進学費用を賄うという考え方もアリです。
ジュニアNISAを利用するなら非課税での運用期間が長く確保できる2歳の子が優先
もし今年ジュニアNISAを利用するのであれば、
「これまでの投資金額が120万円と少なく、かつ成人まで非課税で運用できる期間が長い2歳の子を優先的に利用すべき」
です。
よって、
・2歳の子のジュニアNISA残り40万円分だけ利用する
・8歳と6歳の子のジュニアNISAは利用せず新NISA開始に向けて貯蓄する
という戦略もアリだと思います。
最終的には、今現在の貯蓄額や毎年いくら新たに貯金できるかなどを考慮して考えてみてください。
まとめ
手持ち資金に余裕があれば、今年1年だけでもジュニアNISAを利用することで非課税枠が増えるためフル活用しましょう。
来年から始まる新NISAでは投資枠が大幅に増えますので、手持ち資金に余裕がなければ今は投資を控えて来年に備えるのもありですね。
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すでに購入済みの株式に関しては、よほど変な商品でない限り新NISA開始まで保有し続けるのがよいでしょう。
確定拠出年金ではスイッチングにコストがかかりませんが、スイッチ完了までに数日を要するためその間の価格変動には注意しましょう。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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